科目名[英文名]
農地工学   [Paddy Field and Farm Engineering]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 4  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 011322
責任教員 [ローマ字表記]
渡邊 裕純   [WATANABE Hirozumi]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
a.概要:
近年、生態系を配慮した農地整備などの関心が高くなった農地開発、農地保全を行うための農地の有するべき基本条件を学ぶ。農業生産と農地保全の必須事項を学び、良好な圃場の備えるべき条件を理解すべき知識と実践方法を学ぶ。生態系保全を考慮した農業生産にかかわる知識に展開できる 

b.目標:
本授業での学習目標は、水田及び畑地を対象とした土壌、水移動の基本的特性、灌漑排水、圃場整備に関する基礎的知見を習得する事である。
到達基準
授業内容
授業内容
講義 1:クラスオリエンテーション、自己紹介、授業の目的、内容、日程、農地工学のはじめに。
講義 2:“水田とは“・・・稲作体系、水田の構造、水田の土壌
講義 3:”水田の水の動き1”・・・水田の灌漑、浸透
講義 4:”水田の水の動き2”水田の排水、地耐力
講義 5:“水田を作る“ ・・・水田の圃場整備:水田造成、水田の汎用性
講義 6:“水田を測る“ ・・・ 水田環境のモニタリングと環境汚染物質の動態予測
講義 7:FM府中本町水田見学(天気をみて日程変更)
講義 8:水田工学まとめ/中間試験:
講義 9:“畑地を作る“・・・畑地の組織、土層改良、畑地の造成
講義 10:”畑地の水の動き”・・・畑地の潅漑、排水
講義 11:“畑地を守る“・・・農地保全とは何か、水食、風食、地すべり
講義 12:“農村の環境を守る1“・・・農業の多面的機能
講義 13:“農村の環境を守る2“・・・農村生活環境整備、農村自然環境整備、地域物質循環システム
講義 14:農地工学の応用・・・地球環境保全のために人口増、食料増にどう対処するか
講義 15:まとめ
期末試験
履修条件・関連項目
農地を整備する技術は,多くの専門的な知識が組み合わされて発揮される.そのため土壌学、作物栽培学、水文学、農業気象学、農作業学、農業経済学など総合的な理解が望ましいが,興味を持って履修することが第一条件.土壌物理学の履修が重要.環境影響評価や生態系を配慮した農地整備・管理・農地保全の基本も学ぶ.
テキスト・教科書
農地環境工学 山路永司・塩沢昌 編 A5判・327頁 (2008)文永堂出版
参考書
成績評価の方法
出席及び授業参加での積極性(30%)、宿題 (20%), 試験 (50%)
教員から一言
農地工学の授業から、将来の農業に役立つ知識、アイデア等を学んでいただきたいです。楽しい授業にしましょう。
キーワード
水田、畑地、圃場整備、土壌物理、水収支、環境モニタリング、環境リスク評価
オフィスアワー
金曜日 10:15-11:30 新2号館、2N306にて
備考1
備考2
参照ホームページ
URL: http://www.tuat.ac.jp/~pochi/
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/04/07 9:12:09