科目名[英文名]
職業指導(農業)   [Vocational Guidance(Agriculture)]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 23  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01AG7101
責任教員 [ローマ字表記]
野村 卓, 降旗 信一   [NOMURA Takashi, FURIHATA Shinichi]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
この講義では、職業選択・職業指導としての農業(就農)を考える。また、そもそも職業を指導・選択するとはどのようなことか。雇用形態が多様化している中で農業の雇用環境とはいかなるものかを理解する。次期学習指導要領を念頭に、生徒指導観について理解する。
また、農業の職業訓練機関としては、文部科学省系列として農業高校や大学農学部のほかに、農林水産省系列の農業大学校等が存在する。ここでは農業高校の指導内容を中心に生徒の労働観、生活スタイルを理解する。また過疎・限界集落化の進む地方において農に携わる人材の力量について理解する。
到達基準
この講義では、3つの課題に到達すること目標とする。
1)上記で上げた農業を中心とした雇用形態、職業選択・指導の実態を理解する。
2)受講学生には多様な課題でワークショップを行い、自身の職業観・労働観との共通点・相違点を理解する。
3)指導者(教員)として、職業選択・指導することの現代的意義や役割を理解し、指導案が作成できる。
授業内容
月日:時限
8/24:1時限 講義概要説明(ワークショップ方法、レポート、評価方法ほか)
8/24:2時限 キャリア教育と職業教育(青少年の職業意識・労働意識)
8/24:3時限 ミニワークショップ-1(自分達の職業観、労働観、アルバイト実態等話し合い)
8/24:4時限 ミニワークショップ-2(取りまとめ・報告)
8/25:1時限 農業高校(農業教育)における職業・労働意識の実態
8/25:2時限 ワークショップA-1(青少年が就農するときに必要な能力とは何か)
8/25:3時限 ワークショップA-2(青少年が就農するときに必要な能力とは何か)
8/25:4時限 ワークショップA-3(報告・質疑応答)
8/26:1時限 次期学習指導要領と生徒指導観
8/26:2時限 地域社会の担い手育成と学校教育の関わり
8/26:3時限 学校教育における指導案づくりの基礎
8/26:4時限 ワークショップB-1(学習指導要領と指導案)
8/27:1時限 ワークショップB-2(模擬授業及び質疑応答)
8/27:2時限 ワークショップB―3(模擬授業及び質疑応答)
8/27:3時限 自己総括(最終レポート作成)
履修条件・関連項目
教員を目指している学生。集中講義に対応できること
テキスト・教科書
なし
参考書
なし
成績評価の方法
出席率:30%、指導案30%、ワークショップ参加度40%
過去の成績分布:A(75%)、B(25%)
教員から一言
農業に関する知の修得のみならず、地域の担い手育成のための力量を形成させる対人援助職としての教員に求められる資質を念頭において、講義での積極的な参画を期待します。
キーワード
学校教育、職業指導、職業選択、就農、雇用、労働観
オフィスアワー
質問等は随時対応するが、集中講義のため講義終了直後以外はmailで対応する。
備考1
4日間の集中講義で、指導案作成課題を課します。翌日には提出すること。最終日はレポート作成時間を設定します。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/04/04 11:20:46