科目名[英文名]
昆虫利用学   [Application of entomology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01AN3408
責任教員 [ローマ字表記]
天竺桂 弘子, 岩渕 喜久男   [TABUNOKI Hiroko]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
日本人は子供の頃から昆虫採集、虫という文字が使われた漢字、昆虫の機能や姿を模倣した一部の産業製品や、衣服など歴史的に多くの場面で昆虫を利用してきました。昆虫の形態、体色、ライフスタイルは多様で非常に魅力的なものです。農業害虫として分類されるいくつかの昆虫種が農業に深刻な被害を及ぼすことが知られている一方で、上手に利用できれば昆虫は人間の生活に役立ちます。 例えば、昆虫はその代謝サイクルによって難解な化合物の構造を変えることができます。 このような昆虫の特徴は、医薬品開発等に利用することができます。
本講義では植物と昆虫、動物と昆虫の関係、また、生理生化学的な視点から昆虫を理解し、昆虫の利用について議論します。
到達基準
昆虫生化学および生理学に関する知識を習得し、それらの産業応用について議論できること
授業内容
第1回:ガイダンスと体の仕組みと進化的分類 (担当 岩渕)
第2回:食性と栄養 (担当 天竺桂)
第3回:呼吸 (担当 岩渕)
第4回:脂質輸送と貯蔵のメカニズム (担当 天竺桂)
第5回:昆虫の薬物代謝酵素  (担当 天竺桂)
第6回:飛翔 (担当 天竺桂)
第7回:ストレス応答 (担当 天竺桂)
第8回:水分調節と排泄(担当 天竺桂)
第9回:昆虫ホルモン (担当 岩渕)
第10回:免疫応答(担当 岩渕)
第11回:生体防御 (担当 岩渕)
第12回:タンパク質合成と産業応用(担当 天竺桂)
第13回:休眠と環境適応 (担当 岩渕)
第14回:昆虫の種間関係 (担当 岩渕)
第15回:試験 (担当 天竺桂)

履修条件・関連項目
農業昆虫Iまたは農業昆虫IIを履修していることが望ましい
テキスト・教科書
Moodleに掲載または適宜講義の中で紹介する
参考書
適宜講義の中で紹介する
成績評価の方法
定期試験:70%、出席30%で評価
教員から一言
疑問に思ったことなど授業中に遠慮なく質問してください。
キーワード
昆虫生化学、昆虫生理学
オフィスアワー
メールで各教員にアポイントを取ってください
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2017/09/15 11:53:16