科目名[英文名]
生物生産学特別講義Ⅳ(経済系)   [Special Lecture on Biological Production Ⅳ(Economy)]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次 33  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01AN3606
責任教員 [ローマ字表記]
大山 利男, 野見山 敏雄   [NOMIYAMA Toshio]
所属 農学部 研究室 2-213  メールアドレス

概要
持続的農業のあり方が問われて久しいが,本科目では「有機農業」に焦点をあてて,その技術的・経営的特徴と課題について検討する。また有機基準・認証制度をふまえた,有機農業支持政策・表示制度の法制化の歩みと,有機製品の市場形成について,国際的視点から理解することを目標にしています。
到達基準
(1)有機農業とは何かを,基準・認証制度にくわえて,さまざまな有機農場事例からその本質・意義を理解する。
(2)有機農業・有機市場に関連する政策・規制について理解できている。
授業内容
第1回 有機農業とは何か
有機基準と原則,世界各国の認証・表示規制,有機農業の国際動向,意見交換

第2回 ヨーロッパ諸国の有機農業・市場の動向
主要国における有機農業の展開状況,EU等の農政改革と有機農業,有機市場の動向,意見交換

第3回 北米地域の有機農業・市場の動向
米国における有機農業の展開状況,有機農業運動とビジネス化,意見交換

第4回 有機畜産の特質と課題
有機畜産の特質,家畜と環境問題,動物福祉に関する規制動向,意見交換
履修条件・関連項目
なし
テキスト・教科書
FiBL & IFOAM ? Organic International (2017) The World of Organic Agriculture: Statistics & Emerging Trends 2017.
ダウンロードできます (https://shop.fibl.org/chen/mwdownloads/download/link/id/785/)。
参考書
成績評価の方法
授業時間内提出物(100%)
教員から一言
有機農業経営は,その技術と経営の両面を理解することが必要です。有機農産物は,農と食の「安全・安心」という観点からのみ注目されることが多いのですが,さまざまな公共財を生産していることや,農業本来の持続性の観点から重要視されています。国際的視野をもってあらためて「農業」を再定義できればと考えます。
キーワード
有機(オーガニック,ビオ)農業,基準・認証制度,農政改革,有機市場,動物福祉
オフィスアワー
備考1
講義日は次のとおりです。
木曜日4時限
5/11,5/18,5/25,6/1の4回です。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/04/10 9:29:53