科目名[英文名]
栄養化学Ⅰ   [Nutritional Chemistry Ⅰ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01BN3126
責任教員 [ローマ字表記]
三浦 豊   [MIURA Yutaka]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 食品成分(栄養素・非栄養素)の化学的性質と、哺乳動物、特にヒトにおける食品成分の代謝と栄養効果について健康との関係で学ぶ。
 食と健康は密接に関連している。近年では、既知の栄養素(タンパク質・アミノ酸、脂肪酸、ビタミンなど)に、今まで知られていなかった新しい機能が見出されつつある。一方、これまでは生命の維持に必ずしも必要ではなかったことから、その機能にあまり注意が向けられていなかった食品中の非栄養成分(繊維、色素、呈味の成分など)にも健康増進作用、病気の予防や軽減作用のあることが明らかにされつつある。 
 健康の維持には、まずバランスのよい栄養素の摂取が基本であり、そのためには基礎となる栄養学を修得する必要がある。これらの知識は新たな食品の創成にも役立つと考えられる。
到達基準
栄養学の基礎として、食品中の栄養素・非栄養素の種類、化学構造、摂取した際の消化・吸収過程、生体内での代謝に関して、全体像が把握できるようになることが目標である。また後期の栄養化学Ⅱで学ぶための基礎を形成することも目的である。
授業内容
(1)栄養と食品
(2)食品の機能
(3)食品・栄養・健康の関連
(4)からだの構成と機能
(5)栄養素の消化と吸収
(6)糖質の代謝・栄養機能
(7)タンパク質、アミノ酸の代謝・栄養機能
(8)脂質の代謝・栄養機能
(9)ビタミンの栄養機能
(10)無機質の栄養機能
(11)非栄養素の生理機能

について解説する。
履修条件・関連項目
生物化学1〜3、食品化学1などを履習していることが望ましい。
テキスト・教科書
健康栄養学 ―健康科学としての栄養生理科学ー 小田裕昭他編、共立出版、
講義中に配布するプリント
参考書
コンパクト栄養学改訂第2版(南江堂、コンパクトにわかりやすく書かれているので、栄養学の全体を概観するのに適する)。ヒューマンニュートリション第10版(医歯薬出版、基礎・食事・臨床について高度な内容が書かれた翻訳書。図書館にある)
成績評価の方法
定期試験で90%、出席回数10%の比率で成績評価を行なう
教員から一言
自分の食生活を見直す一助になることを期待します。
キーワード
栄養素と非栄養素,炭水化物,脂質,タンパク質・アミノ酸,生活習慣病
オフィスアワー
オフィスアワーは、授業のある日の昼休み
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/03/16 14:44:29