| 科目名[英文名] | |||||
| 環境毒性学 [Environmental Toxicology] | |||||
| 区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
| 対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 前学期 | |
| 授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01EN2209 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 渡邉 泉 [WATANABE Izumi] | |||||
| 所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
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比較的新しい複合分野である環境毒性学の概論を講義する。環境毒性学は、環境中に放出される化学物質の動態から、生体毒性、生態影響まで幅広い分野をカバーしている。しかし、その方法論さえ未だ議論の対象となっているのが現状である。本講義は、環境毒性学を成立させた環境問題全体の把握から、毒性学の基礎、化学物質汚染の事例を概説する。また、最新の環境科学・環境毒性学のトピックを紹介する(化学物質による生態毒性の概論とともに、環境問題全体の把握にも力点をおいているので、履修時には注意して下さい)。本講義を通じて、個人個人が環境問題について考える「基礎」の涵養を目的とする。 現在の地球は、ある断面からみれば、じつは非常に危うい閾値ギリギリにある。本講義のトピックは、いたずらに恐怖を煽るのではなく、現実を把握し、そして"これから"を模索・提示できるヒントとなることを目指したい。 |
| 到達基準 |
| 環境問題と、なかでも化学物質の問題に関して基本的な知識および問題意識をもつ。 |
| 授業内容 |
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以下を15回に分けて行う。 1.環境毒性学総論 環境問題の成り立ち 地球環境問題 2.毒性学概論 毒性学の基本知識 毒性発現の機序 毒と環境問題とヒト 環境汚染物質各論 3.これからの環境毒性学 化学物質とヒト 生態系保全 |
| 履修条件・関連項目 |
| とくになし |
| テキスト・教科書 |
| 朝倉書店「環境毒性学」渡邉・久野編 |
| 参考書 |
| 随時、話題に適した参考書を紹介する |
| 成績評価の方法 |
| 講義中盤に提示するテーマに関するレポート(7月中旬締め切り) |
| 教員から一言 |
| いまだ確立されていない分野です。環境毒性学そのものの他に、基礎となる環境問題の理解に必要な背景の紹介に、大きく時間を割きます。注意して履修して下さい。これらの内容は、現在の地球で起きている、またマスコミで取り上げられる「環境問題」「汚染」に対して、各自が意見をもつベースとなる重要なパーツとなると考えています。大切なのは自分で考え始めることです。本講義での知見が足がかりになることを期待しています。 |
| キーワード |
| 化学物質管理、地球環境問題、生態系保全、毒、公害 |
| オフィスアワー |
| 毎週火曜日午后(4限を除く) |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 日本語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2017/03/07 12:49:52 |