| 科目名[英文名] | |||||
| エコマテリアル学 [Ecomaterial Sciences] | |||||
| 区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
| 対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 後学期 | |
| 授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01EN2212 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 近江 正陽, 瓦田 研介 [OMI Masaharu, KAWARADA Kensuke] | |||||
| 所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
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概要 持続可能な社会の実現が求められている。エコマテリアルとは、性能を最大化してコストを最小化するという従来の材料設計法に加え、生産、使用、リサイクル、廃棄の全過程(ライフサイクル)を通じて、環境負荷を最小にする物質・材料のことである。本講義では、基礎編として、エコマテリアルを設計するために必要な考え方を総合的、多面的に解説する。また、応用編では、現在エコマテリアルとして考えられている材料(主に木材・木質資源から製造される材料やプラスチック材料など)の特性について解説する。 目標 様々な環境問題がとりまくなか、環境に配慮した材料(エコマテリアル)の基本的な考え方と、材料の目指すべき方向性について理解する。 |
| 到達基準 |
| 材料や物質の多面性、特に性能の追求と環境負荷の関係を理解する。さらに、再生可能資源である木質資源の改良方法と環境について理解する。 |
| 授業内容 |
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1.基礎編 担当:瓦田 エコマテリアルとは? 1) 環境と材料 2) 各種材料の構造と機能 3) 材料のエコマテリアル化 4) 木質材料のエコマテリアル設計 (履修のポイント) 科学や技術の成果(正の面)と負の面をトータルにとらえることのできる思考・感性をみがく。 2.応用編 担当:近江 木材・木質資源由来材料とプラスチック材料のエコマテリアル化 1) エコマテリアルの基礎的な考え方 2) 木質資源のカスケード型利用 3) 高耐久化木材 4) 生分解性プラスチック 5) 環境浄化材料 (履修のポイント) 各種材料におけるエコマテリアルとしての機能、製造プロセス、リサイクル技術について理解する。 |
| 履修条件・関連項目 |
| 森林資源科学、森林資源利用学、ライフサイクルアセスメント |
| テキスト・教科書 |
| 資料を配付する。 |
| 参考書 |
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未踏科学技術協会 エコマテリアル研究会監修 「エコマテリアル学 基礎と応用」日科技連 鈴木・徳田・作野編 「木質資源材料」 海青社 |
| 成績評価の方法 |
| 期末に各教員担当分の試験を行い、平常の出席点20点、試験80点として、各担当教員の結果を総合(平均)して評価し、60点以上を合格とする。 |
| 教員から一言 |
| 今日の地球温暖化や大気汚染等の環境問題の上流には、資源問題や材料製造の問題がある。エコマテリアルの実情と考え方(「エコマテリアル設計の17箇条」)が環境問題解決の一つの方法であることを理解して欲しい。 |
| キーワード |
| エコマテリアル 循環型社会 環境負荷 木質材料 複合化加工 化学修飾 |
| オフィスアワー |
| 月曜日 13時〜17時としますが、来訪の際はメールなどで連絡することが望ましい。 |
| 備考1 |
| 瓦田担当分は集中講義で行います。開講の日時については掲示等に注意してください。 |
| 備考2 |
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過去の成績分布は以下の通り: H23(2011) S 13%, A 58%, B 18%, C 5%, D 5% H24(2012) S 15%, A 51%, B 25%, C 3%, D 6% H25(2013) S 9%, A 49%, B 28%, C 9%, D 4% H26(2014) S 15%, A 60%, B 17%, C 2%, D 6% H27(2015) S 25%, A 52%, B 18%, C 5%, D 0% H28(2016) S 10%, A 26%, B 38%, C 15%, D 12% |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 日本語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2017/06/02 17:45:19 |