科目名[英文名]
農学基礎ゼミ   [Basic Seminar of Agricultural Science]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 1.5 
対象学科等 生物生産学科, 応用生物科学科, 環境資源科学科, 地域生態システム学科  対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01FY0001O
責任教員 [ローマ字表記]
オブライエン 悠木子   [SASSA Yukiko]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
1年次学生を対象として、担当する教員が用意した特定のテーマについて少人数で行うゼミ形式の授業です。大学入学までの教育で学んできた主として受動的な知識の蓄積型学習方法から脱却し、大学において自らが問題意識をもち、自主的に勉学する方法を身につけるとともに、その中で文章読解力、作成力、表現力やコミュニケーション能力の育成も目指していきます。
また、学科を越えた農学部教員と交流しながら、大学生としての自覚や人格の形成、さらに社会人として活躍するうえでの基本的なマナーなどについても学ぶことを期待します。
到達基準
・自らが問題意識をもち、自主的に勉学する方法が身についたか。
授業内容
手作りソーセージを作ろう!〜食品衛生学入門〜
ソーセージは気候風土に関連した食肉保蔵の知恵であり、乾燥、塩漬け、燻煙により長期保存する技術のひとつである。ハーブ類の使用も、長期間の貯蔵により匂いがキツくなった食肉をなんとかごまかして食べる工夫の一つであった。日本には幕末の頃オランダ人により長崎にもたらされたが、現在では趣向を凝らしたソーセージが多く出回っており、保存食というよりは嗜好品としての側面が強い。
手作りソーセージを作る利点は、好みの食肉を用い、好みの味および風味付けで、好みの形態のものを作製することが出来る点である。BBQやホームパーティーなどの場面では、独創性の高い手作りソーセージは、話題性があり付加価値の高い一品となる。一方で、手作りソーセージによる食中毒を予防するためには、高い衛生管理意識を持たなければならない。
ソーセージ作製の工程には、原料肉を手に入れ、塩漬し、カッティングして、混合、充填、燻煙、加熱、乾燥する工程がある。これらのどの工程にどのようなリスクがあるのかを食品衛生学的に理解することで、安全に手作りソーセージを提供することができる。

第1回 オリエンテーション
第2回 ソーセージの種類
第3回 シャルキュトリーってどんなものがある?
第4回 食中毒にはどんなものがある?
第5回 手作りソーセージで想定する食中毒
第6回 手作りソーセージの道具
第7回 手作りソーセージの作製方法
第8回 会議:ソーセージ作製計画
第9回 ソーセージ作製
第10回 食味試験
履修条件・関連項目
自学科の教員が担当しているゼミは履修できません。
履修希望調査をもとにクラス編成を行います。編成後に決定したゼミを履修すること。
テキスト・教科書
参考書
パリの有名レストランを巡って辿りついた、私の星付きビストロレシピ:身近な食材で最高においしい 小川奈々 誠文堂新光社 2016 ISBN-10: 4416516541 ←オススメ!
今さら聞けない肉の常識 鏡晃・平野正男著 食肉通信社 2010  ISBN-10: 4879881147(図書館にあり)
フライシャー・マイスターの専門知識上ードイツの食肉加工技術 食肉通信社 1990 ISBN-10: 4879880302
成績評価の方法
出席重視(1/3以上欠席した場合は単位を認定しません)
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2017/06/05 14:07:08