科目名[英文名] | |||||
地域環境社会学 [Environmental Sociology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01RN3256 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
藤井 紘司 [FUJII Koji] | |||||
所属 | 農学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義では、地域社会の暮らしと環境問題に関心を寄せてきた環境社会学が、どのようなアプローチをとってきたのか、また、どのような成果を実らせてきたのかを考えたい。 |
到達基準 |
環境問題・環境利用の具体的な事例研究を学ぶことで、環境社会学の基礎的な知識や考え方を習得し、受講者自身がフィールドに入った際の研究視角や分析方法を身につけることができること。また、「虫験」や「鳥瞰」といった認識論上の差異について理解できること。 |
授業内容 |
1.イントロダクション――対象との遠近 (予習:シラバスを確認すること) 02.「私のふるさと」を読む――方法としてのモノグラフ (予習:前週において配布した資料を読むこと) 03.公害原論 (グループ活動:グループ発表(6週目)にむけて、グループ分けし、講義の内容をふまえつつ、グループ発表の題材を集めること) 04.被害構造論と「虫験」 (グループ活動:引き続きグループ発表の題材を集めること) 05.公害と地域のゆくえ (グループ活動:集めたグループ発表の題材から分析や解釈を導きだし、発表の準備をすること) 06.グループ発表①(人間と近代技術) (復習:他のグループ発表から学べたことをまとめること) 07.コモンズとしての自然 (グループ活動:グループ発表(11週目)にむけて、グループ分けし、講義の内容をふまえつつ、グループ発表の題材を集めること) 08.社会的ジレンマ (グループ活動:引き続きグループ発表の題材を集めること) 09.地域の経験と合意形成 (グループ活動:引き続きグループ発表の題材を集めること) 10.近代のエクリチュールと「虫験」 (グループ活動:集めたグループ発表の題材から分析や解釈を導きだし、発表の準備をすること) 11.グループ発表②(人間と自然) (復習:他のグループ発表から学べたことをまとめること) 12.天然と人為――風景を栽える (復習:期末の筆記試験にむけて、講義の内容をふまえつつ、各々の興味関心を掘り下げること) 13.ふるさとと地域のゆくえ (復習:期末の筆記試験にむけて、講義の内容をふまえつつ、各々の興味関心を掘り下げること) 14.まとめ――石を積む (復習:期末の筆記試験にむけて、講義の内容をふまえつつ、各々の興味関心を掘り下げること) 15.筆記試験 ※ なお、上記の授業構成は変更する可能性がある。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
とくに教科書は指定しません(毎回、資料を配布する予定)。 |
参考書 |
鳥越皓之・帯谷博明編,2009.『よくわかる環境社会学(やわらかアカデミズム・わかるシリーズ)』ミネルヴァ書房. 宮本常一,1976.「私のふるさと」『庶民の発見(宮本常一著作集・第21巻)』未来社. その都度、参考文献を紹介する。 |
成績評価の方法 |
以下の3つの評価方法を併用する。①授業内容に基づく期末の筆記試験【50%】、②グループ発表【25%】、③リアクション・ペーパーなど【25%】。昨年度(2016年度)の成績分布状況はS(22%)、A(40%)、B(20%)、C(4%)、D(9%)、E(4%)。 |
教員から一言 |
授業で配布するリアクション・ペーパーに講義内容に関する質問や素朴に感じたことなどを書くこと。次回の講義でとりあげるかもしれません。 |
キーワード |
暮らし、公害、自然、コモンズ、公共私、鳥瞰・虫験 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/03/24 15:52:02 |