科目名[英文名]
科学史   [History of Science]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01SD0102
責任教員 [ローマ字表記]
中根 美知代   []
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
科学の歴史的な変遷を、それぞれの時代の社会・経済状況も含めて、多面的に概観する。今、自分たちが学んでいる科学はどのような学問なのかを考える機会を提供する講義で、理系の専門家として求められる教養を身に着けることを目的としている。
到達基準
(1)自然科学を、その歴史も含めた形で、包括的に捉える視点を持つことができる。
(2) それをもとに、現在の科学の在り方について、自分なりの考え方を持つことができる。
(3) 授業を通じて得られた新しい科学の像を、自分の言葉で表現することができる。
授業内容
1.科学史の基礎知識・科学の誕生(教科書 pp.6-19.)
2.古代ギリシアの科学 (教科書 pp.6-31.)
3.アレキサンドリアとローマの科学 (教科書 pp.32-43.)(課題レポート出題予定)
4.中世の科学 (教科書pp.44-63.)
5.16-17世紀:自然の新しい捉え方(教科書pp.64-70, pp.79-96.)
6.16-17世紀:近代的な宇宙像(教科書pp.71-78.)
7.17世紀:近代的な力学の誕生 (教科書pp.107-116)
8 17世紀:真空の発見 (教科書pp.97-103.)・中間テスト
9.17世紀:科学者集団の形成・産業革命(教科書pp.126-159.)(課題レポート出題予定)
10. 18 世紀:近代化学の形成 (教科書pp.117-125, pp150-156.)
11.19世紀:近代的な原子論の成立 (教科書pp.185-192.)
12.19世紀:エネルギー保存則の発見 (教科書 pp.157-162, pp.177-184.)(課題レポート出題予定)
13.20世紀:量子論と新しい自然観 (教科書pp.202-207.)
14.20世紀:原子力と現代科学 (教科書 pp.225-239.)
15.まとめと最終テスト
中間テストの日にちは進度に応じて定める。3週間前には連絡する。
授業展開上の必要に応じてコメントカードでの意見を求める。
課題レポートを3回程度課す。
履修条件・関連項目
高校卒業程度の物理・化学・生物学の知識。履修していなくても、この機会に自習すればよい。
テキスト・教科書
藤村・肱岡・江上・兵藤『科学:その歩み』(東京教学社)
Moodle にも、必要な教材を載せるので、必ず確認のこと。
参考書
L.M. Principe, The Scientific Revolution 2011, Oxford. その他 日本語のものを授業中に指示する。
成績評価の方法
講義中に出した課題レポート 30点 中間テスト20点 期末テスト50点
昨年度成績分布 S 16%・A 20%・B 22%・C 22%・D 20%
教員から一言
自然は人間が作ったものではありませんが、自然科学は人間が作ったものです。このことを意識して、新しいものの見方との出会いを楽しんでください。
キーワード
科学革命・パラダイム・コペルニクス的転換・量子力学・原子力
オフィスアワー
講義の前後に質問に応じる。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/03/22 18:51:32