科目名[英文名]
獣医学概論   [Introduction to Veterinary Medicine]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01VN1101
責任教員 [ローマ字表記]
石原 加奈子, 大森 啓太郎, 彦野 弘一(岩), 佐藤 洋(岩)   [ISHIHARA Kanako, OHMORI Keitaro]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
獣医学概論は、獣医学の役割と全体像を明確に把握することが目標である。概論では獣医学、獣医療、獣医師に求められる獣医哲学を学ぶ。獣医史学では人類と動物の関係における獣医事の歴史的考察と、日本の獣医学教育史を学ぶ。次いで現代日本における獣医師の使命と獣医療の概要、さらに諸外国の獣医師との比較論、国際貢献等を学習し、獣医師の社会的必要性と存在の意味を理解する。
到達基準
獣医学概論の趣旨を説明できる。
古代における動物と人類の関係、動物の家畜化と獣医療の発祥、軍馬の起源などについて説明できる。
近代獣医学の発達過程を説明できる。
日本の獣医療について発達過程の概要と特色を説明できる。
伴侶動物の疾病構造とそれに対する獣医療の概要を説明できる。
伴侶動物診療獣医師の就業数と活動状況を説明できる。
産業動物の疾病構造とそれに対する獣医療の概要を説明できる。
診療対象の産業動物の種類、頭数、分布および社会における位置づけを説明できる。
産業動物の疾病と公衆衛生、食品衛生との関連を説明できる。
畜産・獣医行政(農林畜産、GAP、獣医事、薬事、公衆衛生、食品衛生、動物愛護等)の概要を説明できる。
獣医疫学の重要性と概要を説明できる。
獣医公衆衛生学の理念を説明できる。
人獣共通感染症の現状を説明できる。
食品衛生とHACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)システムの概要を説明できる。
公害の概要を説明できる。
野生動物に関わる獣医学の概要を説明できる。
野生生物の保全、野生動物救護獣医療の概要を説明できる。
野生動物をめぐる国際的諸問題を説明できる。
獣医師の多様な教育活動の概要を説明できる。
獣医師の多様な研究活動の概要を説明できる。
多種の企業に就業している獣医師の概要を説明できる。
獣医学領域における国際的な活動の概要を説明できる。
獣医師の職域と分布および対象動物の概略を説明できる。
獣医療補助職の教育と活動状況を説明できる。
医学、歯学、薬学等の教育および免許、就業の概要を理解する。
獣医療サービスの質の評価の重要性と維持・向上がどのようにして実現できるかを説明できる。
授業内容
獣医学概論の理念
獣医史学
伴侶動物獣医師の役割
産業動物獣医師の役割
行政獣医師、公衆衛生獣医師の役割
野生生物保全と獣医師
教育・研究分野と獣医師
企業と獣医師
獣医師と国際関係
獣医師および獣医療関係職種
獣医学の隣接科学
獣医療サービスの質の保証学
実践実習
総合討論
履修条件・関連項目
本講義は1年次対象の必修科目です。岩手大学において9月19-22日に開講される予定です。東京農工大学の学生は岩手大学に移動し合同で受講する集中講義です。
テキスト・教科書
参考書
成績評価の方法
出席、授業態度、レポート、プレゼンテーションなどを総合的に判断する。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
備考1
「獣医学概論」(9月19-22日開講予定)では、岩手県農業研究センター畜産研究所の「衛生管理区域」に立ちいる予定です。そのため、以下のことに留意ください。

1.夏季休暇中は口蹄疫発生地域への渡航を可能な限り自粛する。
2.夏季休暇中に口蹄疫発生地域へ渡航した者は、「獣医学概論」に参加させない。
3.やむを得ない理由により夏季休暇中に口蹄疫発生地域へ渡航する予定がある場合は、可能な限り早期に教務委員に相談する。
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2017/04/04 15:44:47