科目名[英文名]
応用ゲノミクス   [Applied Genomics]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 1 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 022121
責任教員 [ローマ字表記]
新垣 篤史, 吉野 知子   [ARAKAKI Atsushi, YOSHINO Tomoko]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
これまでバイオテクノロジーの中核として認識されてきた遺伝子工学は、現在一つの工学的手法として位置づけられている。本講義では、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、プロテオミクスに基づくゲノム機能、シグナル伝達、転写因子の基礎的な知見、解析手法について解説する。また、これらの解説を通して原核、及び真核生物ゲノム情報 の利用やそれらの生物の遺伝子操作技術の原理及び基礎について紹介する。
到達基準
授業内容
・ゲノムの構造
  ヒトゲノムを中心としたゲノムの物理的構造、表現型との関係などの基礎知識を解説。

・ゲノム機能の調節機構
  一過性、永続的、あるいは両者の協調的な機能調節について概説し、環境(ストレス)応答、分化、発生の過程を解説。

・遺伝子組換えの基礎技術
  組換えDNA研究に用いられる酵素やベクターを用いた組換え技術について紹介。

・ゲノム解析
  DNAシークエンスの原理と実際の応用について紹介。

・ゲノムから細胞へ
  遺伝子の発現パターンの解析(トランスクリプトーム解析)
  二次元電気泳動、質量分析(プロテオーム解析)

・遺伝子機能解析
  遺伝子機能推定から、相同組み換えなどを用いた実験的解析による遺伝子機能決定について紹介。

履修条件・関連項目
分子生物学Ⅰ、Ⅱ、生命化学Ⅰ、Ⅱを履修していることを前提として講義を行う。
テキスト・教科書
特に指定はしない。
参考書
細胞の分子生物学(ニュートンプレス)、分子生物学の基礎(東京化学同人)、ゲノム(メディカル・サイエンス・インターナショナル)、遺伝子工学(化学同人)等
成績評価の方法
出席、課題、中間、学期末の試験
教員から一言
ゲノム、遺伝子工学の現状について認識し、その発展の可能性について各自、展望がもてるよう、この講義を通して把握してほしい。
キーワード
遺伝子組換え、ゲノミクス、トランスクリプトーム、プロテオーム
オフィスアワー
火曜日15時から16時
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/05/16 13:30:58