科目名[英文名] | |||||
機械設計Ⅰ [Fundamental and Practice of Machine Design] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~4 | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 022531 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
安藤 泰久 [ANDO Yasuhisa] | |||||
所属 | 工学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【概要】 将来、会社に入ったり、4年生以降に研究室に所属したりすると、自分で機械を設計しなければならない場面に遭遇します。あるいは、直接機械の設計を行わなくても設計に関する知識が必要とされることがあります。その時に必要になるのが、機械部品に関する知識や、設計に関する基本的な考え方です。本講義では、汎用的な機械に使われている軸受や歯車、ねじ等の代表的な機械要素の仕組みや働きを理解し、部品や機械の設計に必要な規格や部品の選定方法などについて学びます。 まだ、毎回の授業で各回の授業に関係した課題を出すことで、自分で調べて学ぶ姿勢を身につけてもらうようにします。また、授業中に何人を指名し、自分で調べてきた課題について発表してもらうことで、プレゼンテーションの練習もしてもらいます。 成績は毎回の課題と期末試験によって決めます。 |
到達基準 |
【目標】 設計の重要性を理解する 設計に必要な知識を得る(どのような知識が必要かを知る) 自分で課題を調べる方法を学ぶ プレゼンテーションのスキルを身につける |
授業内容 |
1.ガイダンス:授業の進め方、課題の提出方法 課題:機械の中で動く部品について調べよ 2.機械の設計:機構、機械要素、設計製図、製品開発の流れ、力と仕事、動力、圧力、モーメント、安全性 課題:ほとんど毎日目にするISOやJISについて調べる 3.規格、公差:JIS、ISO、公差、標準数、はめ合い、寸法精度/形状精度、表面性状(粗さ、うねり) 課題:部材の変形や破壊が原因となった事故について調べる 4.材料の選定、強度と安全率:強度とばらつき、切り欠き係数/応力集中、静荷重/繰り返し荷重、疲労、腐食 課題:部品の固定方法について調べる 5.ねじ、締結部品:ねじの規格、ねじの種類、ねじの力学、有効面積、締め付けトルク、強度、疲れ、ゆるみ止め 課題:軸継ぎ手について調べる 6.軸、継ぎ手:軸の剛性、ねじり剛性、危険速度、キー、スプライン、継ぎ手、等速ジョイント、クラッチ 課題:滑り軸受について調べる 7.軸受:滑り軸受の構造、流体潤滑、定格荷重、ヘルツ接触 課題:減速機構について調べる 8.動力伝達要素:ベルト伝動、歯車の種類、歯車の強度、遊星歯車、ハーモニックドライブ 課題:摩擦を利用した機械について調べる 9.設計における摩擦のとらえ方:摩擦が鍵を握る設計、摩擦に起因するトラブル 課題:繊維機械について調べる 10.科学博物館の見学(自由見学) 課題:繊維機械について調べたことを含め、見学レポートをまとめる 11.見学レポート発表会 課題:真空について調べる 12.機械システムの設計:摩擦試験装置、真空装置 課題:企業の開発現場の方の講演の事前課題 13.企業の開発現場の方の講演 課題:講演の感想をまとめる 14.まとめ 15.最終試験 |
履修条件・関連項目 |
材料力学に関する知識が必要です。 |
テキスト・教科書 |
必要に応じて講義資料をmoodleに掲載。 |
参考書 |
機械設計 機械要素のシステムの設計 吉本成香他著 理工学社 機械設計製図便覧 津村利光他著 理工学社 |
成績評価の方法 |
授業ごとの課題、期末試験 |
教員から一言 |
自分で調べること、考えることは、これから先にとても重要になってきます。半年の授業を通して調べる力、まとめる力も身につけて下さい。 |
キーワード |
オフィスアワー |
10:00〜18:00 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://www.micro-tribology.com |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/05/16 18:52:28 |