科目名[英文名]
論理回路および演習   [Logic Circuit & Practices]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 3 
対象学科等   対象年次 24  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 022709
責任教員 [ローマ字表記]
藤吉 邦洋   [FUJIYOSHI Kunihiro]
所属 工学部 研究室 5号館502室  メールアドレス

概要
a.目的 2値の論理ゲートによる論理回路の設計法を学び,これらを用いて与えられた論理回路の機能や動作速度の解析ができるようになること.また,簡単な演算器やカウンタ,制御回路などの論理回路を設計できるようになること.
b.概要
1. 基本論理演算とブール代数.2進数.
2. 組合せ回路:演算器,選択回路など
3. 順序回路:カウンタ,制御回路など
4. 回路の遅延とタイミングチャート,タイミング制約
到達基準
・数値の2進数による表現法を理解し、ブール代数を使いこなせている
・組み合わせ論理回路の表現方法や仕組みを理解し、解析と設計ができる
・順序論理回路の動作を理解し、解析と設計ができる
授業内容
毎回の講義の後に演習を行ない,その日に学習した内容の理解を深めてもらうと共に理解度を確認しなが進捗を調整します.
・論理回路とは、LSIの階層的設計、N進数、負数の表現、2進数、16進数
・論理関数、MIL記号、真理値表、ブール代数、論理回路図の解析
・積和/和積標準形、標準形への展開方法、排他的論理和
・完全系、カルノー図を使った論理関数の簡単化
・不完全定義論理関数の簡単化、クワイン・マクラスキー法
・組合せ論理回路の解析と合成、回路の遅延とタイミングチャート
・加算器、減算器、加減算器、パリティ
・順序回路、状態遷移、フリップフロップ、エッジトリガとマスタスレーブ
・同期式順序回路の合成法
・同期式順序回路の解析方法、順序回路のタイミング設計と動作速度
・順序機能ブロック、非同期カウンタ設計
履修条件・関連項目
なし
テキスト・教科書
使用しない.
参考書
重要参考書: 村上国男,石川 勉 「コンピュータ理解のための 論理回路入門」,共立出版.
参考書: 高木直史 「論理回路」,昭晃堂.
成績評価の方法
中間試験(45〜35%)、期末試験(45〜35%)、出席点と演習点(10〜30%)の合計、
もしくは中間試験と期末試験だけの平均点、
のどちらか良い方により評価する.
具体的には、

最終評価 = max{試験点, 試験点*(1-α)+演習点*α}
試験点 = (中間試験得点+期末試験得点)/2
αは0.1以上0.3以下の範囲で、E2クラスとの整合を考慮して決定する
教員から一言
ITの核心を担うコンピュータが行なっている処理の基本が分かります.
キーワード
2進数,ブール代数,組合せ回路,順序回路,状態遷移
オフィスアワー
毎週月曜12:40から13:30まで,場所:5号館502室
備考1
備考2
過去の成績分布は以下のとおり。
H28(2016) S 7%, A 20%, B 22%, C 31%, D 19%
H27(2015) S 12%, A 30%, B 32%, C 10%, D 16%
H26(2014) S 8%, A 29%, B 29%, C 29%, D 6%
H25(2013) S 9%, A 23%, B 34%, C 23%, D 11%
H24(2012) S 9%, A 25%, B 36%, C 18%, D 11%
H23(2011) S 10%, A 22%, B 22%, C 24%, D 20%
H22(2010) S 9%, A 22%, B 35%, C 24%, D 11%
H21(2009) S 9%, A 23%, B 28%, C 23%, D 17%
H20(2008) S 8%, A 24%, B 34%, C 13%, D 21%
H19(2007) S 19%, A 23%, B 26%, C 9%, D 23%
H17(2005) S 8%, A 28%, B 32%, C 21%, D 11%
H16(2004) S 11%, A 20%, B 47%, C 13%, D 9%
H15(2003) S 11%, A 27%, B 31%, C 21%, D 10%
H14(2002) S 4%, A 33%, B 25%, C 21%, D 17%
H13(2001) A 35%, B 26%, C 22%, D 17%
参照ホームページ
http://www.fjlab.ei.tuat.ac.jp/kfujiyos/tuat/logic-circuit.html
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/04/06 14:59:27