科目名[英文名]
高分子化学   [Polymer Chemistry]
区分 工学部専門科目等  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 34  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 023202
責任教員 [ローマ字表記]
杉山 賢次   [SUGIYAMA Kenji]
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
様々な高分子合成論の基礎を学ぶと共に,近年注目を集めているリビング重合を中心とした新しい重合反応について,モノマーの化学構造と反応点(活性種)を対応させながら理解を深める。
到達基準
(1)基本的な高分子生成反応について理解している。
(2)目的の高分子化合物を得るために適した重合法を選択できる。
(3)リビング重合法について具体例をあげて説明できる。
授業内容
(1)イントロダクション
授業の位置づけ.高分子化学入門.(第1章)
(2)高分子とは
ポリマーの定義,分子量の測定法を学ぶ.(第1章)
(3)逐次重合の基礎
逐次重合の速度論について学ぶ.(第2章)
(4)縮合重合
縮合重合について詳細を学ぶ.(第3章)
(5)付加重合の基礎
付加重合の素反応について学ぶ.(第4章)
(6)中間テスト
(7)ラジカル重合
ラジカル重合の速度論について学ぶ.(第4章)
(8)ラジカル共重合
モノマー反応性比について学ぶ.(第5章)
(9)モノマーの構造と反応性
Q-eスキームについて学ぶ.(第5章)
(10)イオン重合
イオン重合の基礎について学ぶ.(第6章)
(11)アニオン重合
アニオン重合について詳細を学ぶ.(第6章)
(12)カチオン重合
カチオン重合について詳細を学ぶ.(第6章)
(13)リビング重合
ポリマーの分子量制御について学ぶ.(第9章)
(14)開環重合
開環重合について詳細を学ぶ.(第8章)
(15)期末テスト

履修条件・関連項目
テキスト・教科書
高分子合成化学(改訂版),井上祥平著,裳華房,2011年
参考書
基礎高分子科学,高分子学会編,東京化学同人,2006年.
基礎高分子科学演習編,高分子学会編,東京化学同人,2011年.
高分子の合成(上),遠藤剛編,講談社サイエンティフィク,2010年.
ベーシックマスター高分子化学,西久保忠臣編,オーム社,2011年
成績評価の方法
中間テスト(40%)・期末テスト(60%)
平成28年度成績分布:S: 32%, A: 36%, B: 14%, C: 16%, D: 2%
教員から一言
高分子化合物は,繰り返し単位となるモノマーを数百から数千分子結合させなければならない。いかにして多数の分子を結合させるのか,高分子合成化学者が見つけ出してきた様々な反応を学んでほしい。
キーワード
高分子化学・逐次重合・連鎖重合・リビング重合
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2017/09/20 15:47:35