科目名[英文名] | |||||
高電圧工学 [High Voltage Engineering] | |||||
区分 | 工学部専門科目等 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 3~4 | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 023751 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
髙橋 紹大 [TAKAHASHI Tsuguhiro] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本科目では、雷現象から実際の高電圧機器まで、理学と工学の両分野にわたり、高電圧下で生じるさまざまな現象と技術を説明する。 |
到達基準 |
本科目では、高電圧に特有の現象と高電圧技術における考え方の本質を説明し、感覚的に理解できることを目標とする。 |
授業内容 |
第1回 高電圧工学で取り扱う内容、および授業の進め方の説明 第2回 電界計算:静電界計算について、ガウスの法則に基づく解析的方法などの説明 第3回 雷現象:雷について、その発生メカニズム、雷放電現象、地球規模でみた雷の発生状況など雷に関する種々のパラメータ、雷観測手法の説明 第4回 気体放電理論:本来絶縁物である空気も、高い電圧が加わると放電(いわゆる火花)が発生する。この火花の発生するメカニズムについての説明 第5回 液体の放電特性 第6回 固体の放電特性 第7回 複合誘電体の放電特性 第8回 高電圧機器:UHV(100万V級)送電など、高電圧の電力設備と、そこで使われている高電圧技術についての説明 第9回 サージ現象と避雷器:避雷器の性質と、サージと呼ばれる過電圧の特性についての説明;耐雷対策 第10回 高電圧発生法(1) 第11回 高電圧発生法(2) 第12回 高電圧測定法:高電圧に特有な測定手法、および測定上の留意点についての説明 第13回 高電圧絶縁試験法 第14回 総復習:高電圧工学に関するキーワードの紹介 第15回 総括(期末試験に備えて演習を行う) 試験実施期間に期末試験を行う |
履修条件・関連項目 |
電磁気学および回路理論に関する基礎的な知識を習得していることが望まれる。 |
テキスト・教科書 |
日高邦彦著「高電圧工学」(数理工学社) |
参考書 |
河野照哉著「高電圧工学」(朝倉書店)、花岡良一著「高電圧工学」(森北出版株式会社) |
成績評価の方法 |
レポート:30%, 小テスト:30%,期末試験:30%,参加度:10% |
教員から一言 |
高電圧工学は電気電子工学の中でも長い伝統を持つものであるが、雷を始め、いまだに未解決の問題が数多く残されている。これらの問題に対する意識をもって積極的に討論等に参加することを希望する。 |
キーワード |
ガウスの法則、雷、タウンゼント理論、ストリーマ理論、火花放電の条件、サージ、絶縁 |
オフィスアワー |
E-mail:shodai@criepi.denken.or.jp |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/09/29 15:00:57 |