科目名[英文名] | |||||
生物制御科学特論Ⅰ [Special Lecture on Bioregulation and Biointeraction Ⅰ] | |||||
区分 | 共通科目 | 選択必修 | 単位数 | 1 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 05MC5401 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
大里 修一, 篠原 弘亮, 有江 力 [ARIE Tsutomu] | |||||
所属 | 役員 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義は、篠原弘亮先生(東京農業大学農学部植物病理学研究室)および大里修一先生(明治大学農学部)の集中講義によって開講されます。 篠原弘亮先生 6月9日(金) 「植物病原細菌に関する最近の話題」 植物病害の中でも主に植物細菌病を中心に解説する。植物細菌病防除の取り組みの一環として、植物に生息している細菌のフローラを明らかにするとともに、それらを活用した生物防除や有用植物を台木として活用した生物防除、さらに植物病原細菌の薬剤感受性に関する事例を紹介する。 大里修一先生 6月23日(金) 「糸状菌の病原性変異機構とゲノム再編成技術の開発」 イネいもち病菌のゲノム安定性に関わるDNA相同組換え反応に着目し,イネいもち病菌の病原性変異機構の理解と新しい変異抑制技術の開発に向けたいくつかの基礎技術について概説致します. 耐病性植物を創るためのゲノム再編技術の開発について,イネ,トレニア,タバコを用いたこれまでの研究事例を紹介し,現状と課題について考察致します. |
到達基準 |
生物制御科学とくに植物病理学に関する最近の話題について理解を深め、自らの研究の推進に役立てることができるようになる。 |
授業内容 |
篠原先生分 1.植物細菌病の概説 2.植物に生息している細菌群(主にイネに生息している細菌群) 3.有用細菌や台木を用いた生物防除(有用細菌株を用いたイネ育苗期の細菌病防除と台木を用いたナス科作物の土壌病害防除) 4.植物病原細菌の薬剤感受性(果樹病害のストレプトマイシン耐性菌のモニタリング) 大里先生分 (糸状菌の病原性変異機構) 1.イネいもち病菌と病原性変異 2.相同組換えと検出系 3.非病原性遺伝子と変異モデル実験 4.DNA二本鎖切断に関わる基盤技術 5.Srs2 DNAヘリカーゼと変異抑制 (ゲノム再編成技術の開発) 6.TAQingシステムの概略 7.イネにおける研究事例 8.トレニア・タバコにおける研究事例 |
履修条件・関連項目 |
特にない。 |
テキスト・教科書 |
市販テキストは使用せず、講義前に教材資料を配布する。 |
参考書 |
成績評価の方法 |
出席状況も加味しつつ、主に課題レポートの内容に基づいて評価する。 |
教員から一言 |
キーワード |
植物ウイルス、ウイルス病、灰色かび病菌, 多犯性,薬剤耐性,有性生殖,キチナーゼ,遺伝子組換え,バイオコントロール |
オフィスアワー |
本講義終了時(可) |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/04/24 7:11:34 |