科目名[英文名]
地域生物機能利用学   [Utilization of Regional Biological Functions]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 05MI5020
責任教員 [ローマ字表記]
藤井 義晴, 岡崎 伸   [FUJII Yoshiharu, OKAZAKI Shin]
所属 感染症未来疫学研究センター 研究室   メールアドレス

概要
地域に特有の植物の機能を利用した農業、とくにその技術について学ぶ。その基礎として、農業生態学について学ぶ。持続的農業としての有機農業と、その基礎としてアレロパシーや生態系調和型農業について学ぶ。講義は双方向型とし、講義のあとで、受講者にいろいろな地域における生物生産資源の状況、今後有力と思われる作物や栽培方法などについて発表してもらう。海外からの留学生については自国の植物の紹介を、日本人学生については、日本の伝統的な作物等についての発表が望ましい。
到達基準
・持続的農業とその基礎になる農業生態学を理解する。
・農薬の機能、作用機構と毒性・安全性、新しい農薬とその代替方向について理解する。
・有機農業、有機農産物の安全性と問題点について理解する。
・有機化学の基礎の復讐(農薬やアレロケミカルの講義の理解に必要最小限の天然物有機化学)
・アレロパシーについて理解する。
・侵入・導入植物のリスクと利益について理解する。
・利益のある有用な資源植物の導入について理解する。
授業内容
1) イントロダクション、講義の進め方を説明
2) 農業生態学、歴史、概念とその限界
3) 農薬、その毒性と安全性、新規開発の方向
4) 有機農業、有機農産物の安全性
5) 有機化学の基礎の復讐(次週からの講義理解に必要な天然物有機化学)
6) アレロパシー 1回目(定義、歴史、生物検定法)
7) アレロパシー 2回目(アレロケミカルの同定)
8) アレロパシー 3回目(被覆植物による実用的技術)
9) 導入植物と在来植物
10) 侵略的外来種に対するリスク評価
11) アレロパシーの強い地域在来種の紹介、ムクナとヘアリーベッチ
12) 学生たちによるレポート発表会の進め方、見本の発表
13) 学生たちによるレポート発表会 1回め
14) 学生たちによるレポート発表会 2回め
15) 学生たちによるレポート発表会 3回め
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
毎回プリントを配布する
参考書
Allelopathy New concepts and Methodology, Ed. Fujii and Hiradate, Science Publisher, 2007
成績評価の方法
出席率(70%)、レポート・発表(30%)
教員から一言
パワーポイントによる各自のレポート発表会の結果、優れた発表や良いアイデアについては高い評価を与える。
キーワード
農業生態学、農薬、有機農業、郷土植物の利用、外来植物のリスクと管理、アレロパシー
オフィスアワー
 15:00~17:00
備考1
備考2
参照ホームページ
http://www.niaes.affrc.go.jp/techdoc/inovlec2004/1-3.pdf
開講言語
英語
語学学習科目
更新日付
2017/03/09 11:58:20