科目名[英文名] | |||||
環境資源物質科学特論 [Advanced Lecture on Natural Resources and Ecomaterials] | |||||
区分 | 共通科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 05MR5505 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
安藤 恵介, 堀川 祥生, 原田 寿郎, 齋藤 継之 [ANDO Keisuke, HORIKAWA Yoshiki, HARADA Toshirou, SAITO Tsuguyuki] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
環境資源物質の材料特性や加工特性など資源物質科学に関する総合的な情報を概説します。 本講義は2名の非常勤講師により行われます。両講師の講義を受け、それぞれの成績評価を平均して成績評定とします。そのため、両方の講義を受けての単位認定となります。 |
到達基準 |
原田寿郎氏担当分 (1) 木材が燃えるという現象について説明できる。 (2) 木材の難燃化のメカニズムが説明できる (3) 木造建築物と火災安全性の関係を正しく理解できている。 (4) 木質バイオマスのエネルギー利用について現状を整理できている。 齋藤継之氏担当分 セルロースナノファイバーの調製法・構造・分散原理・特性等の基本事項を理解し、現状の課題と対策、および応用事例について把握する。 |
授業内容 |
原田寿郎氏担当分 木材は燃える材料である。欠点でもあるが環境という切り口から見れば長所でもある。本講義では、「燃える」という言葉をキーワードに、木材と火の関わりを、木材が燃えるとはどういうことか、高温時に木材はどのような挙動を示すのかといった基礎編、燃えるという視点からみた建築物での木材利用とこれを克服するための防耐火技術、木質バイオマスのエネルギーとしての利用といった応用編にわけて講述する。 第1回 11月 24日(金) 第1限(8時45分〜10時15分) 木材の燃焼 第2回 11月 24日(金) 第2限(10時30分〜12時00分) 高温時の木材の特性 第3回 11月24日(金) 第3限(13時00分〜14時30分) 木造建築物と火災安全性 第4回 11月24日(金) 第4限(14時45分〜16時15分) 木材の難燃化 第5回 11月 25日(土) 第1限(8時45分〜10時15分) 耐火構造と木材(1) 第6回 11月25日(土) 第2限(10時30分〜12時00分) 耐火構造と木材(2) 第7回 11月 25日(土) 第3限(13時00分〜14時30分)、第4限(14時45分〜15時30分) 木質バイオマスのエネルギー利用 齋藤継之氏担当分 セルロースナノファイバーについて講義する。セルロースナノファイバーとは、鋼鉄の5分の1の重さで、5倍強いとも言われる木材由来の新素材である。経済産業省主導のナノセルロースフォーラムには、現在約180社の国内企業が参画しており、セルロースナノファイバーを基軸とした新産業が興りつつある。本講義では、セルロースナノファイバーの基礎と応用に関して詳細に解説する。 11月30日,12月1日 1) セルロースの構造と特性、TEMPO酸化の適用 2) ナノセルロースへの展開 3) ナノセルロースの基本特性 4) ナノセルロースの複合化 5) ナノセルロースの課題と対策 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
成績評価の方法 |
出席率とレポートによる評価 |
教員から一言 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/10/02 9:37:45 |