科目名[英文名]
先端機械産業知財戦略論   [Intellectual Property of Advanced Machineries]
区分 専門職学位課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 1060818
責任教員 [ローマ字表記]
榎本 英俊   []
所属 工学府 研究室   メールアドレス

概要
本講義では、知財マネジメント科目として、機械技術を中心とした事例として挙げながら、自分の創出した「知的財産」をどう守り、どう活用していくのかについてゼロベースから説明していきます。知財戦略には、幾つかのパターンがあり、創出知財の最終到達点をイメージしながら、それらパターンを使い分ける能力が必要になります。本講義は、講師からの知識の伝達のみではなく、受講生が演習、討議を行いながら自ら考え、将来、自らの役に立つ知財戦略パターンを身につけることを目標としています。
到達基準
・「知的財産」の性質と各権利の相違が理解できる。
・自分が創出した知的財産を何で、いつ、どのように活用すべきか判断できる。
授業内容
※受講生の理解度、希望、状況等に応じ、講義内容や講義順を変更する場合があります
第1回 授業オリエンテーション、知的財産権の序論
授業の進め方、ルール、授業内容、到達基準、成績評価方法の説明、知的財産権とは
第2回 知財戦略構築のための武器を得る1〜知的財産権全般、特許1
知的財産権の総論と相違、発明の創出から権利化までの流れ
第3回 知財戦略構築のための武器を得る2〜特許2
特許権の性質及び効力、権利行使の制限、特許戦略、出願書類
第4回 知財戦略構築のための武器を得る3〜特許3
権利範囲、外国出願
第5回 知財戦略構築のための武器を得る4〜その他1
実用新案、意匠、商標1
第6回 知財戦略を構築するための武器を得る5〜その他2
商標2、著作権、ノウハウ
第7回 知財戦略を構築するための武器を得る6〜その他3
権利侵害者対策(審判、訴訟、水際対策)
第8回 先行調査の重要性、確認試験
特許、意匠、商標の出願書類の見方、研究開発前の調査と実施前の調査の相違、
(確認試験)知財戦略に必要となる知的財産権の知識を問う
第9回 確認試験の総評、先行調査演習
確認試験の解説、特許、意匠、商標のサーチ演習
第10回 知財戦略を考える1
特許の事例紹介、討議、解説
第11回 知財戦略を考える2
意匠、商標等の事例紹介、討議、解説
第12回 知財戦略演習1
テーマに基づく知財戦略のグループ討議1
第13回 知財戦略演習2
グループ討議2
第14回 知財戦略演習3
グループ討議3
第15回 知財戦略演習4
成果発表、総評
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
資料を配布する
参考書
経済産業調査会 知財戦略事例集 経済産業省、特許庁編著
日刊工業新聞社 知財戦略経営概論、玉井誠一郎
発明推進協会 なるほど日本の素敵な製品、経済産業省 特許庁編
成績評価の方法
出席約70%以上(10回以上)が評価の前提。成果発表(30%)・確認試験(30%)・期末レポート(40%)
教員から一言
「知財戦略」は一手だけではなく、知的財産の内容や事業環境に応じてケースバイケースに決められるもので、全ての知財について、戦略は一義的ではありません。講義や予習復習の中で、自ら創出した知的財産に当てはめながら、「知財戦略」を自ら考えられるようになってもらいたい。そのためには、単なる一方向の講義ではなく、受講生から自由な意見が沢山出るような講義にしたいと思います。皆さんとお会い出来るのを楽しみにしております。
キーワード
知的財産・知財マネジメント
オフィスアワー
質問、事例提供はメールにてご連絡下さい。enomotohide@tokyo.email.ne.jp
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2017/03/21 10:47:07