科目名[英文名] | |||||
情報処理産業知財戦略論 [Intellectual Property in Information Processing Industry] | |||||
区分 | 専門職学位課程科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 1060819 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
戸田 裕二 [] | |||||
所属 | 工学府 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本講義では、情報処理(IT)産業における知財戦略の基本的な考え方と、知財課題解決のキー(鍵)を具体的な事例を通して学びます。IoT (Internet of Things)、AI時代を迎え、情報処理産業の知財課題は劇的に増大し、かつ迅速な解決が求められています。本講義では、特許・意匠・商標といった従来型の知的財産権のみならず、著作権、営業秘密、契約の在り方のように新しいタイプの広義の知的財産についても取り上げ、実務家教員とのクラスディスカッションを通じてIoT、AI時代の新しい知財課題の解決法について学びます。 |
到達基準 |
(1) 情報処理産業における知財の役割と課題を概説することができる。 (2) IoT、AI時代の新しい知財課題を認識し、その解決法のキー(鍵)を理解することができる。 |
授業内容 |
1. オリエンテーション 2. 企業経営と知的財産 (1)-ケーススタディ (CT スキャナ) 3. 知的財産制度 (1) - 特許制度 4. 知的財産制度 (2) - 意匠・商標・著作権・営業秘密・契約法 5. グローバル知財紛争 (1) - 日本における知財訴訟 6. グローバル知財紛争 (2) - 米国における知財訴訟 7. クラスディスカッション(米国ケース)- ケーススタディ(High Concreate Structure) 8. グローバル知財紛争 (3) - 欧州及び新興国における知財訴訟 9. 中間発表 (レポート A) 及びクラスディスカッション? スマートフォンケース 10. 企業経営と知的財産 (2) - 競争戦略とイノベーション 11. 企業経営と知的財産 (3) - 知的財産部門と知的財産マネジメント 12. 企業経営と知的財産 (4) - グローバル企業の知的財産戦略 13. 日本の情報処理産業の知的財産戦略 - 日立の知的財産戦略 14. 最終発表(レポートB)及びクラスディスカッション - グローバル企業の知的財産戦略比較 15. まとめ 講義内容及びケースは講義の進行に応じて変更することがある。 |
履修条件・関連項目 |
知的財産(特に特許)の知識がない学生は、前学期(又は後学期)に知財関連の講義で勉強しておくことが望ましい。 |
テキスト・教科書 |
特に指定なし。講義資料はMoodleを通じて提供する。 |
参考書 |
・Suzanne S. H., & Patrick H. S. “Edison in the boardroom revisited (2nd ed.)”. New Jersey: Wiley, 2011 その他の参考書は講義中に紹介する。 |
成績評価の方法 |
70%以上の出席をした学生に、S,A,B,C,Dの五段階で評価する。 S(90-100): Superior、到達基準を超えた成果を上げている A(80-89): Good、到達基準を十分達成している B(70-79): Fair、到達基準を達成している C(60-69): Poor、到達基準をほぼ達成している D(0-59): Not Applicable、到達基準に達していない(単位不可) 課題レポート: 80% (中間発表及びレポートA: 30%, 最終発表及びレポートB: 50 %)、クラスディスカッションへの貢献: 20%. H28年度成績分布 S 50% A 50% |
教員から一言 |
講師は総合電機・情報処理企業に勤務し、グローバル企業との知財紛争を多く経験してきた。電機・情報処理産業における知財マネジメントは最近大きく変化してきている。多くの学生が具体的なケーススタディを通じて、企業経営における知財の役割を認識すると共に、IoT、AI時代の新たな知財課題解決のヒントを学んで欲しい。 |
キーワード |
企業経営、知的財産戦略、知財課題、知財課題解決、情報処理産業、IoT、AI(人工知能)、スマートフォン、パテントトロール、著作権、OSS(オープン・ソース・ソフトウエア)、契約 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/10/04 15:36:33 |