科目名[英文名]
有機材料合成特論Ⅱ   [Organic Materials Synthesis II]
区分 後期課程科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 1080211
責任教員 [ローマ字表記]
尾池 秀章   [OIKE Hideaki]
所属 工学部 研究室   メールアドレス

概要
有機材料の合成は,ボトムアップ型の概念と手法によるナノスケールの物質,材料の調製と評価が重要である。ここにキラリティーを組み入れることは,その発展に重要な意味をもつ。本科目では高分子におけるキラリティーの発現およびキラル光学を使った分子デバイスについて概説するとともに,受講者による発表を通して理解を深める。


到達基準
高分子のキラリティーがどのような相互作用や構造的要因によって発現するのかについて学び,その様式や制御に関する理解を深めることを目標とする。また,当該分野における重要点・トピックス等を自ら認識し発信できるようになることを目指す。
授業内容
おおむね以下の内容で授業を進めるが,状況により変わることもある。なお,いずれの時間も後半は,英文要約の演習を課す。

第1回 オリエンテーション
第2回 キラル高分子の歴史
第3回 高分子合成におけるキラルアーキテクチャの制御1
第4回 高分子合成におけるキラルアーキテクチャの制御2
第5回 キラリティーをもたないポリマーへの不斉誘起1
第6回 キラリティーをもたないポリマーへの不斉誘起2
第7回 キラリティー記憶効果:ヘリシティの同調1
第8回 キラリティー記憶効果:ヘリシティの同調2
第9回 キラルブロックコポリマーとナノスケール相分離1
第10回 キラルブロックコポリマーとナノスケール相分離2
第11回 キラルな目的物を得るためのテンプレート
第12回 ナノスケールでのスイッチング1
第13回 ナノスケールでのスイッチング2
第14回 ナノスケールでのスイッチング3
第15回 まとめ
履修条件・関連項目
大学院博士前期課程レベルの高分子化学・有機化学の知識を身につけていることが望ましい
テキスト・教科書
適宜指示する
参考書
"Chirality at the Nanoscale: Nanoparticles, Surfaces, Materials and More" Ed. David B. Amabilino, WILEY-VCH
成績評価の方法
授業での演習および課題提出から総合的に判断する。
教員から一言
大学院の授業は学生が受け身にならず自ら積極的に文献などを調べ勉強することが大事である
キーワード
キラル高分子,分子スイッチ
オフィスアワー
講義終了後,1時間程度(原則として講義出席者)。ただし可能な限り何時でも対応する。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2017/03/22 15:54:26