科目名[英文名]
有機材料構造特論Ⅱ   [Structures of Organic Materials II]
区分	後期課程科目	選択必修		単位数	2
対象学科等		対象年次	～	開講時期	後学期
授業形態	後学期	時間割番号	1080212
責任教員 [ローマ字表記]
岡本 昭子   [OKAMOTO Akiko]
所属	工学部	研究室		メールアドレス

概要

本講義では有機化学を分子論という統一的視点で再考することを目的としている。 特に,結合の種類と分子の成り立ち, 古典的相互作用と非古典的相互作用のコンセプトの違い, に気をつけて解説し, 有機反応および材料化学を俯瞰する。

到達基準

立体障害や立体反発など「つい便利に使う」有機化学のコンセプトを分子論から捉え直し, 自分なりの整理を行えるようになること。

授業内容

分子論は主に次の4部構成で,15回に分けて実施する。 第I部 　 有機化学とは何か 　序章 現代化学の神話 　2章 物質のいろいろ 　3章 物質をつくる力 　4章 立体化学のあけぼの 　5章 三次元の化学 第II部　 分子間力とは何か 6章 分子間にはたらく力 　7章 水素結合の分類 　8章 弱い水素結合 　9章 分子間力の特徴 第III部　分子間の相互作用 　10章 分子を分ける 　11章 分子の性質を調べる 　12章 分子を見分ける 　13章 分子をつくり分ける 第IV部 　分子間力のはたらき 　14章 分子のかたち 　15章 分子の旋光性 　16章 高分子の相互作用

履修条件・関連項目

有機材料化学科で開講されている有機化学関連科目 (有機化学I~Vレベル), 化学結合論, 熱力学の基礎レベルを理解していることが望ましい。

テキスト・教科書

John D. Wright, "Molecular Crystals", (Cambridge University Press)

参考書

成績評価の方法

原則全講義に出席することを前提とする。 講義中の口頭試問 (場合により課題や演習)等により総合的に評価する。

教員から一言

キーワード

オフィスアワー

備考１

備考２

参照ホームページ

開講言語

日本語

語学学習科目

更新日付

2017/03/22 18:33:17