科目名[英文名]
植物遺伝育種学特論   [Advanced Plant Genetics and Breeding]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 96113
責任教員 [ローマ字表記]
山田 哲也   [YAMADA Tetsuya]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
『グリーン・イノベーションに植物遺伝育種学が果たす役割』

植物を利用したグリーン・イノベーションが提案されている.これは,植物の持つ様々な能力を最大限に利用することで,食糧問題や環境問題の解決を目指すとともに,関連産業を発展させ,新たな雇用を創出するというものである.本講では,植物を利用したグリーン・イノベーションの実現に植物遺伝育種学が果たすべき役割について議論する.
1) 植物遺伝育種学の目的: 従来の目的(食糧増産や品質向上など)とそれらの達成に向けて行われてきた植物遺伝育種学研究の歴史を概説する.また,グリーン・イノベーションに向けて新たに設定すべき植物遺伝育種学の目的(温室効果ガスの削減や再生可能エネルギー源の開発など)を提案する.
2) 植物遺伝育種学の目的達成プロセス: 植物遺伝育種学の目的を達成するめに必要なプロセスの全体像を提示するとともに,各目的の達成に向けて植物遺伝育種学の分野で行われている研究の進捗状況および問題点を概説する.
3) 植物遺伝育種学の目的達成に貢献する育種技術: 植物遺伝育種学の目的達成に貢献する育種技術として,人工ヌクレアーゼやCRISPR/Cas9システムによるゲノム編集などを紹介する.
到達基準
植物遺伝育種学の従来および新たな目的と、それらの目的を達成するためのプロセスを理解すること。また、その目的の達成に貢献する育種技術として、人工ヌクレアーゼやCRISPR/Cas9システムによるゲノム編集を理解すること。
授業内容
1: 植物遺伝育種学の従来の目的
  (1)従来の育種目標 (2)従来の育種技術
2: 植物遺伝育種学の新たな目的
  (1)グリーン・イノベーション (2)植物を利用した環境問題の解決
3: 植物遺伝育種学の目的達成に貢献する育種技術
  (1)新しい育種技術 (2)ゲノム編集 (3)人工ヌクレアーゼ (4)CRISPR/Cas9システム
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
資料は授業時に配布します。
参考書
講義中に情報提供します。
成績評価の方法
レポート提出による。
教員から一言
植物を利用したグリーン・イノベーションは植物科学の共通目的です.研究者として将来こ目的にどのように関与していくかを考える機会になると思います
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2017/04/17 11:25:10