科目名[英文名]
動物形態機能学特論   [Advanced Animal Function and Morphology]
区分   選択必修   単位数 0.5 
対象学科等   対象年次   開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 96121
責任教員 [ローマ字表記]
杉田 昭栄(宇)   [SUGITA Shoei]
所属 連合農学研究科 研究室   メールアドレス

概要
「動物の感覚と中枢神経」
動物生産に関わる専門家として、動物の習性や行動を考える場合、その行動発現の元となる感覚機能の特殊性を熟知しておくことが必要である。本特論では、博士学生として動物の特殊感覚系の動物種間のちがいなどさらに深い専門的な知識を取得することを目的とする。受講者が動物の行動や習性を感覚系の違いや神経系と関連付けて学際的知識と研究展開の糸口を考えるのがねらいである。
【授業・研究指導の内容及び方法】
1. 動物の感覚系概論
(a)感覚とは何か? (b)感覚の種類、(c)感覚と中枢の関連
2. 各種動物の視覚系
(a) 視覚器(各種動物の視覚器の違い)、 (b)哺乳類の視覚系(網膜から中枢までの経路、その機能)、(c)鳥類の視覚系(哺乳類と鳥類の視覚系のちがい)
3. 各種動物の嗅覚系
(a) 嗅覚器(嗅覚器の構造、種間の違い)、 (b)哺乳類の嗅覚系(嗅覚と鋤鼻系)
4. 動物の体性感覚
感覚器としての皮膚、それに含まれる各種感覚(痛覚、圧覚、触覚など)と体節との関連および体の部位による分布の違いなど解説する。
5. 機能形態学的研究テーマの場合の研究方法の組み立て、研究プロジェクトを起こすにあたりどんな準備が必要かなど取り組みの実践的立案を指導する。
内容:研究目的、背景、期待される結果とその意義、予算の組み立て
到達基準
動物が外界からの刺激を感受するにはどのような受容器がり、それぞれの役割が理解できるようになる。
感覚を受けとり中枢神経までの伝達経路と中枢での感覚野の関連が理解できるようになる。
授業内容
1.動物の感覚系概論
2.各種動物の視覚系
3.各種動物の嗅覚系
4.動物の体性感覚
5.機能形態学的研究テーマの場合の研究方法の組み立て、研究プロジェクトを起こすにあたりどんな準備が必要かなど取り組みの実践的立案を指導する。
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
資料は授業時に配布します。
参考書
講義中に情報提供します。
成績評価の方法
レポート提出による。
教員から一言
動物の体は実に合理的かつ有機的にできている。学生には、この動物は何故こんな形をしてこんな構造を持っているのか絶えずの疑問を持ち続けることとどうすればその疑問を解決できるかを考え講義を聴いて欲しい。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2017/04/17 15:12:24