科目名[英文名] | |||||
細胞工学特論 [Advanced Cellular Biotechnology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 96213 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
松田 勝(宇) [MATSUDA Masaru] | |||||
所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
『遺伝学と発生生物学研究領域の最先端』 近代生物学はメンデルの法則の再発見により始まったといっても過言ではありません。親から子へ遺伝する粒子として想定された「遺伝子」の実態は、ワトソンとクリックの「DNAの構造モデル」によって、明らかとなりました。このモデルによって、生物は遺伝子という設計図に基づいて作られ、働いていることが明らかになりました。また、このモデルは、すべての生物が共通のしくみで作られていることを明らかにしたという点で画期的でした。それまで抽象的だった遺伝子をDNAという分子としてとらえることができたのです。そして、ここから生命の構造と機能を分子のレベルから理解し尽くそうとする分子生物学という学問が誕生しました。 この考え方は、生物学のすべての分野に大きな影響を与えました。元々ひとつの細胞(受精卵)がどのように分裂して異なる細胞に分化するのかというのを研究していた発生生物学も同様です。ひとつの細胞であった受精卵は、発生の間分裂を繰り返し多くの異なった細胞を産みだし、複雑かつ正確な形態を作り上げます。究極的にはゲノムが形態を決めているので、発生生物学は、ゲノムがどのように形態を決めているのかを理解する学問です。 現在、農学分野を含めて生物に関わる最先端研究では、遺伝学・発生生物学分野の基礎研究により得られた知見が大いに役立っています。本講義では、遺伝学、発生生物学の基本的な事柄について講義すると共に、モデル動物を使った遺伝学、発生生物学分野の最先端研究を紹介します。 |
到達基準 |
遺伝学、発生生物学の基本的な事柄について理解すること。また、これらの知識がモデル動物を使った遺伝学、発生生物学分野の最先端研究にどのように利用されているのかを理解すること。 |
授業内容 |
1)遺伝学の基礎 DNAからタンパク質へ 2)発生生物学の基礎 一つの細胞から形態形成へ 3)幹細胞研究 様々な細胞に分化できる幹細胞の研究最先端 4)バイオイメージング バイオイメージング技術を応用した研究の最先端 5)エピジェネティクス ゲノムだけでは決まらないエピジェネティックな遺伝子制御 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
資料は授業時に配布します。 |
参考書 |
講義中に情報提供します。 |
成績評価の方法 |
講義時間内に実施する試験により成績を評価する。 |
教員から一言 |
科学的な興味を喚起できる有益な講義になれば幸いです。 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/05/10 10:52:11 |