| 科目名[英文名] | |||||
| 微生物利用学特論 [Advanced Applied Microbiology] | |||||
| 区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
| 対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 前学期 | |
| 授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 96214 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 久留主 泰朗(茨) [KURUSU Yasuroh] | |||||
| 所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
|
『プラスミドの基礎と応用』 プラスミドは、遺伝子工学において有用遺伝子を高発現させる際に強力な道具となる。大腸菌を宿主とするプラスミドについては複製機構や安定分配機構に関して古くから研究され、多くの知見が報告されている。また他の細菌由来のプラスミド、特にスフィンゴモナス属細菌についてはその強力な分解能力やさまざまな生体異物の分解性をより向上させるためには、必要不可欠の道具となる。スフィンゴモナス属細菌は非常に珍しい性質を保持しており、真核生物の生体膜中に見られるスフィンゴ糖脂質をその細胞膜中に有している。また、動物細胞に見られるエンドサイトーシスの現象が、アルギン酸の取り込みに際して観察され、Pitと呼ばれる体腔を形成する。このような理由でスフィンゴモナス属細菌を宿主とするプラスミドの研究は基礎的にも応用的にも大変興味深い。 本講義では、このような背景のもと以下の点について解説する。 1) プラスミドの複製について:自分自身の細胞内コピー数をどのように決定しているのか? 2) プラスミドの安定分配機構について:自分自身の細胞内安定維持をどのように行っているのか? 3) プラスミド高発現ベクターの構築について:さまざまな微生物への応用について |
| 到達基準 |
| プラスミドの安定遺伝に関し、複製機構と安定分配機構について理解すること。また応用例としてどのような微生物に使われているのかを理解すること。 |
| 授業内容 |
|
1) プラスミドの複製について:自分自身の細胞内コピー数をどのように決定しているのか? 2) プラスミドの安定分配機構について:自分自身の細胞内安定維持をどのように行っているのか? 3) プラスミド高発現ベクターの構築について:さまざまな微生物への応用について |
| 履修条件・関連項目 |
| テキスト・教科書 |
| 資料は授業時に配布します。 |
| 参考書 |
| 講義中に情報提供します。 |
| 成績評価の方法 |
| レポート提出による。 |
| 教員から一言 |
| プラスミドの基礎と応用に関する講義を行いますので、遺伝子組換え技術においてどこかで研究に役立つと思います。 |
| キーワード |
| オフィスアワー |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2017/04/17 15:49:57 |