| 科目名[英文名] | |||||
| 森林バイオマス学特論 [Advanced Forest Biomass] | |||||
| 区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
| 対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 後学期 | |
| 授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 96312 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 横田 信三(宇) [YOKOTA Shinsoh] | |||||
| 所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
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21世紀に入り、地球環境とりわけ二酸化炭素による温暖化現象が顕在化している。二酸化炭素の排出抑制の対策として、化石燃料の代替となるバイオマスエネルギーの導入が考えられる。そこで本講義では、森林及び木質系バイオマスのトピックスとして、クリーン開発メカニズム (CDM) 植林、その植林に使用されている熱帯早生樹の育種及び木材性質、並びに木質系バイオマスの有効利用に関する研究成果や戦略を紹介する。 1)森林バイオマスの収穫技術とエネルギー利用: 日本とヨーロッパにおける森林バイオマスの収穫機械、作業システム及 び森林バイオマスをエネルギー利用した場合の経済収支、エネルギー収支について解説する。 2)クリーン開発メカニズム (CDM) 植林: クリーン開発メカニズム (CDM) 植林に利用されているアカシア、ファルカタ、ユー カリなどの重要な有用早生樹に関する成長、育種戦略及び木材性質、並びに木材利用などについて解説する。 3)木質系バイオマスのエネルギー・化学原料への変換: 木質系バイオマスのエネルギー利用には、直接燃焼、ガス化、化石燃料との混合燃焼、バイオエタノール生産、水素ガス生産(燃料電池)など、様々な方法がある。また、木質系バイオマスを化学原料に変換するバイオリファイナリーも、進展しつつある。この様な木質系バイオマス利用の世界的な利用現状、方法、技術等について解説する。 |
| 到達基準 |
| 持続的可能な森林経営を促進する目的において,森林バイオマスについて理解を深めること。 |
| 授業内容 |
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本講義は,以下の4テーマから構成される。 1. 熱帯林材の木材性質と森林バイオマス 2. 森林バイオマスの生物的・化学的変換によるエネルギー・化学物質生産 3. 森林バイオマスに関する森林作業と利用 4. 森林と木材の放射能汚染 |
| 履修条件・関連項目 |
| テキスト・教科書 |
| 資料は授業時に配布します。 |
| 参考書 |
| 講義中に情報提供します。 |
| 成績評価の方法 |
| レポート提出による。 |
| 教員から一言 |
| 森林バイオマスについて,森林バイオマスの収獲技術とエネルギー利用,クリーン開発メカニズム(CDM)植林及び木質バイオマスのエネルギー利用に関して解説します。この講義が,皆さんの将来の研究に何か役立てば幸いです。 |
| キーワード |
| オフィスアワー |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2017/05/10 11:02:41 |