科目名[英文名] | |||||
資源物質科学特論 [Advanced Natural Resources and Ecomaterials] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 96313 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
粕谷 夏基 [KASUYA Natsuki] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
『セルロースの誘導体とファインケミストリー』 セルロースや化学反応を利用して構造を修飾したセルロース誘導体について、その構造、反応性、特性等を概説するとともに、担当教員の研究室でのファインケミストリーの視点を交えた成果等を紹介する。 セルロースは、自然がもたらす地球上でもっとも豊富に存在する有機化合物と言われ、製紙、繊維、医療、建設などさまざまな産業で幅広く利用されているが、講義前半でその分子鎖の構造的特徴や反応性、溶媒や溶解性、構造評価法などについて概説した後、後半はセルロースを利用したポリマーアロイ、バイオリファイナリーシステムの注目化合物である5-ヒドロキシメチルフルフラールなどのセルロースから得られる化合物の誘導体を基礎単位とした新たな高分子材料を創製する研究の紹介を行う。有機反応や高分子合成など話が中心となるが随時必要な知識を導入しながら進めていく。 |
到達基準 |
セルロースの反応性や誘導体の構造・物性について基本的な理解があること、セルロースの化学修飾や分解、関連する化合物からの重合についての基礎を理解する。 |
授業内容 |
1.セルロースの構造特性・物性 2.セルロースの溶解、溶媒、溶解機構 3.誘導体の溶解に与える構造因子と評価法 4.研究室の実例 a. ブロック共重合によるセルロースと合成高分子のアロイ化 b. セルロースやグルコース、フルクトースなどの炭水化物からのHMFの合成 c. HMFを用いた高分子の重合 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
資料を講義時に配布する。 |
参考書 |
特に指定しない。 |
成績評価の方法 |
レポート提出による。 |
教員から一言 |
化学的な内容が多い講義になりますが、平易な話になるように心がけます。 |
キーワード |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2017/04/17 16:07:21 |