| 科目名[英文名] | |||||
| フードシステム学特論 [Advanced Food System] | |||||
| 区分 | 選択必修 | 単位数 | 0.5 | ||
| 対象学科等 | 対象年次 | ~ | 開講時期 | 前学期 | |
| 授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 96513 | ||
| 責任教員 [ローマ字表記] | |||||
| 福與 徳文(茨) [] | |||||
| 所属 | 連合農学研究科 | 研究室 | メールアドレス | ||
| 概要 |
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『住民参加型の地域計画手法-東日本大震災からの復興計画策定を事例として-』 東日本大震災の津波被災地における復興計画づくりを支援した経験を踏まえて、住民参加型の地域計画の方法を紹介します。 住民参加により復興計画づくりを進める場合、住民間で情報や認識を共有し、話し合いが活発になることが不可欠です。そのためにはそれをサポートする技術的支援が必要となります。住民相互の話し合いを活性化する技術の一つとして、ヴィジュアライズ技術を用いた計画策定支援手法についてお話しします。 また計画を完成させるためには、話し合いの後でどのように合意形成を図っていくのかが鍵を握ります。津波被災地では、特に海岸堤防の高さについて意見が別れるケースが多いので、その解決手段として、住民投票のあり方を論じます。 さらに東日本大震災では広範囲に地盤沈下が見られ、地域の排水機能の低下など、農地や農業の復旧・復興に大きな影響を及ぼしています。こうした地盤沈下地域では、農地や農業水利施設などのハード面が復興したとしても、被災により農家が減少する中、どのように農地集積を進めるのか、どのように農業水利施設の維持管理を行っていくのかといったソフト面が課題として残っています。被災農家による座談会の記録から、津波被災地の農業復興のための具体的な課題を探ります。 |
| 到達基準 |
| 津波被災地の復興計画策定においても住民参加型の計画策定プロセスが重要なことを認識し、それを支援するためのヴィジュアライズ技術など、計画策定支援技術の用い方を理解できる。 |
| 授業内容 |
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1:津波減災空間創出のための計画策定手法 (1)津波減災空間、(2)復興計画策定、(3)景観シミュレーション、 2:海岸堤防の高さに関わる合意形成の新たなかたち (1)海岸堤防の高さ、(2)合意形成、(3)関係者による投票 3:地盤沈下地域における農地・農業水利施設の復興計画づくり (1)参加学習型計画策定プロセス、(2)農地集積、(3)農業水利施設の維持管理 |
| 履修条件・関連項目 |
| テキスト・教科書 |
| 資料は授業時に配布します。 |
| 参考書 |
| 講義中に情報提供します。 |
| 成績評価の方法 |
| レポート提出による。 |
| 教員から一言 |
| 東日本大震災の復興計画づくりを支援した経験に基づいて、住民参加型の地域計画策定の方法について具体的に紹介します。 |
| キーワード |
| オフィスアワー |
| 備考1 |
| 備考2 |
| 参照ホームページ |
| 開講言語 |
| 語学学習科目 |
| 更新日付 |
| 2017/04/17 15:09:06 |