科目名[英文名]
生物資源論   [Natural Resource Science]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01AG7002
責任教員 [ローマ字表記]
田中 知己, 山根 則彦, 平山 潤一郎, 鈴木 伸明, 高島 賢, 中川 一郎, 野島 昌浩, 鎌田 知也, 綱澤 幹夫   [TANAKA Tomomi, YAMANE Norihiko, SUZUKI Nobuaki, TAKASHIMA Satoshi, NOJIMA Masahiro, TSUNASAWA Mikio]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
近年、生物多様性の保全といった生物資源を維持・循環させる取組の必要性が世界的に高まるとともに、地球規模での森林資源や海洋資源の維持管理をめぐって国際的な動きが活発化しています。遺伝資源の管理や食品ロスの削減も含め、生物資源の持続可能性を考慮した経済活動が不可避となってきています。この授業では、農林水産物を生物資源として捕らえ、農林水産業、農林水産物及び食料をめぐる世界的な状況や政策が、どのように変化しているのかを考察し、グローバルな視点から今後の農林水産物の生産や農林水産業の展開方向および政策のあり方を考えていきます。
到達基準
生物資源をめぐる内外の現状と課題及びそれらに関連する政策の内容を理解します。
生物資源に関する特定の課題について、現状分析を踏まえた解決方法の提案(政策提案)を行うことが
できるようにします。
授業内容
農林水産省で生物資源に関係する政策を企画立案し、推進されている講師の方々に、7つの分野からそれぞれの専門の話をしていただきます。農林水産業、農林水産物、食料をめぐる近年の世界的な状況と我が国における現状、政策の最新情報を把握し、生物資源としての今後の農林水産物の生産や農林水産業の展開方向及び政策のあり方を理解してください。講義終了後1週間程度以内に、7つの分野から一つを選択し、レポートを提出してもらいます。
10月4日 開講 田中 知己(東京農工大学教官)
10月11日 世界の農産物生産と食糧事情(1)平山 潤一郎 大臣官房政策課食料安全保障室長
10月18日 世界の農産物生産と食糧事情(2)平山 潤一郎 大臣官房政策課食料安全保障室長
10月25日 食品ロスの削減に向けて 野島 昌浩 食料産業局バイオマス循環資源課食品産業環境対策室長
11月1日 生物多様性と遺伝資源利用(1)中川 一郎 大臣官房政策課環境政策室長
11月8日 生物多様性と遺伝資源利用(2)中川 一郎 大臣官房政策課環境政策室長
11月15日 遺伝資源と植物育種(1)高島 賢 消費・安全局農産安全管理課審査官
11月22日 遺伝資源と植物育種(2)高島 賢 消費・安全局農産安全管理課審査官 
11月29日 地域資源と再生可能エネルギー(1) 鎌田 知也 食料産業局バイオマス循環資源課再生可能エネルギー室長
12月6日 地域資源と再生可能エネルギー(2) 鎌田 知也 食料産業局バイオマス循環資源課再生可能エネルギー室長
12月13日 森林資源の動向と林業(1)山根 則彦 林野庁経営課林業労働対策室長
12月20日 森林資源の動向と林業(2)山根 則彦 林野庁経営課林業労働対策室長
1月10日 海洋資源の動向と水産業(1)鈴木 伸明 水産庁増殖推進部研究指導課研究管理官
1月17日 海洋資源の動向と水産業(2)鈴木 伸明 水産庁増殖推進部研究指導課研究管理官
1月24日 閉講 横山 正(東京農工大学教官)
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
特になし。
参考書
必要に応じ、各講師から授業の中で随時紹介します。
成績評価の方法
講義内容を踏まえたレポートを作成しその点数(7割)と出欠状況(3割)により最終成績(S~D)の判定を行います。
教員から一言
このような現役の行政官による生物資源に関するまとまった講義は、日本においてはこの講義しかないと思われます。
キーワード
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
語学学習科目
更新日付
2018/09/20 15:39:22