科目名[英文名] | |||||
植物生理学 [Plant Physiology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01AN1301 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
金勝 一樹 [KANEKATSU Motoki] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 6号館410 | メールアドレス |
概要 |
【目的】植物生理学は、植物の代謝と成長を支配している原理を研究する学問である。したがって応用植物科学を学ぶ者には必須の科目であるといえる。この講義では、植物生理学の中でも特に「成長と分化」および「エネルギーと代謝」を中心に学び、この分野での基本的な知識を習得することを目的とする。 【概要】「成長と分化」の分野では、「植物ホルモン」について生理機能や農業とのかかわりについて学ぶ。さらに「植物の環境に対する応答機構」についても概説する。「エネルギーと代謝」の分野では、植物が第一次生産者となりうるために最も重要な光合成の機構を詳細に解説する。また、いずれの分野でも最新の研究事例を紹介しながら講義を行っていきたい。 |
到達基準 |
植物ホルモンの基本的な生理機能、および光合成の過程を理解する。 |
授業内容 |
1回目: 1.植物生理学とは? (1)植物生理学という学問 (2)農学と植物生理学 2回目: 2.植物の成長と分化 (1)成長と分化 (2)植物ホルモンとその生理作用---植物ホルモンとは?--- 3回目: 2.植物の成長と分化 (2)植物ホルモンとその生理作用---オーキシンの生理作用--- 4回目: 2.植物の成長と分化 (2)植物ホルモンとその生理作用---ジベレリンの生理作用--- 5回目: 2.植物の成長と分化 (2)植物ホルモンとその生理作用---サイトカイニンの生理作用--- 6回目: 2.植物の成長と分化 (2)植物ホルモンとその生理作用---エチレンの生理作用--- 7回目: 2.植物の成長と分化 (2)植物ホルモンとその生理作用---アブシジン酸とブラシノステロイドの生理作用--- 8回目: 2.植物の成長と分化 (3)植物ホルモンの細胞内シグナル伝達---受容体、Gタンパク質--- 9回目: 2.植物の成長と分化 (3)植物ホルモンの細胞内シグナル伝達---プロテインキナーゼ--- (4)光シグナルと成長・分化 10回目: 3.光合成 (1)ATP分子とエネルギ-(高エネルギ-リン酸結合、共役反応) 11回目: 3.光合成 (2)光合成の場である葉緑体(チラコイド、ストロマ、ラメラ) 12回目: 3.光合成 (3)光エネルギ-の捕捉(酸化還元反応、光化学系) 13回目: 3.光合成 (4)電子伝達反応(電子伝達反応、ATP合成酵素) 14回目: 3.光合成 (5)炭酸固定反応(リブロ-スビスリン酸カルボキシラ-ゼ、カルビン-ベンソン回路) 15回目: 3.光合成 (6)光呼吸とその他の炭酸固定反応(光呼吸、C4 植物、CAM植物) |
履修条件・関連項目 |
特になし。 |
テキスト・教科書 |
プリントを使用する。 |
参考書 |
テイツ・ザイガー「植物生理学」培風館、 「植物生化学」金井龍二 訳 Springer、 「植物の生化学・分子生物学」Bob B.他 学会出版センター |
成績評価の方法 |
試験100% |
教員から一言 |
地球上の生物の存立の基盤となっている植物の生命活動について、エネルギーと物質の代謝機構、および成長の制御機構を軸に理解を深めてほしい。それと同時に講義に出てくる実験のデータの読み方、考え方、研究の進め方等も習得して欲しいと考える。 全受講者が「S」評価の学力を修得できることを目標に講義を行う。 |
キーワード |
成長と分化,植物ホルモン,代謝,光合成 |
オフィスアワー |
オフィスアワーは火曜日の11:00〜13:00。その他教官が在室していれば、質問等随時対応する。mailでの質問も可。 |
備考1 |
講義中の私語は厳禁。 |
備考2 |
過去の成績分布は以下のとおり。 H29(2017) S 3%, A 30%, B 34%, C 25%, D 8%, E 0% H28(2016) S 13%, A 30%, B 32%, C 17%, D 5%, E 3% H27(2015) S 25%, A 25%, B 18%, C 10%, D 15%, E 7% H26(2014) S 17%, A 25%, B 17%, C 18%, D 18%, E 5% H25(2013) S 14%, A 25%, B 22%, C 21%, D 16%, E 3% H24(2012) S 12%, A 35%, B 23%, C 15%, D 15% H23(2011) S 22%, A 33%, B 17%, C 16%, D 12% H22(2010) S 17%, A 17%, B 20%, C 22%, D 24% H21(2009) S 29%, A 17%, B 15%, C 17%, D 22% H20(2008) S 30%, A 27%, B 16%, C 15%, D 12% H19(2007) S 28%, A 27%, B 28%, C 8%, D 8% H18(2006) S 15%, A 28%, B 31%, C 14%, D 12% |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/30 11:33:17 |