科目名[英文名]
生化学Ⅱ   [Biochemistry Ⅱ]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01BN1106
責任教員 [ローマ字表記]
殿塚 隆史   [TONOZUKA Takashi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
本講義では糖質の代謝について、いわゆる中央代謝と呼ばれる、解糖系、クエン酸回路、酸化的リン酸化、および関連する事項について学習します。
生物の代謝系は、酵素による反応によって成り立っています。本講義では、酵素の構造および反応機構についても概説します。
到達基準
生命のエネルギーに関する化学について理解する
糖質の代謝経路について理解する
酵素の反応機構と活性の調節について理解する
授業内容
1. 酵素とは
2. 酵素の分類
3. 生体エネルギー学
4. 解糖系
5. ペントースリン酸経路
6. 糖新生
7. グリコーゲン代謝
8. クエン酸回路
9. 電子伝達
10. 酸化的リン酸化
11. 酸化ストレスとそれに対する応答
12. 酵素の構造と反応機構
履修条件・関連項目
履修条件は特にありません。生化学「II」となっていますので、生化学Iを履修していると内容が理解しやすいかと思いますが、必須ではありません。中央代謝に関することは、高校生物やTAT生物でアウトラインは学んでいると思いますので、他学科等であっても本講義を学習することはできます。
テキスト・教科書
マッキー「生化学」(化学同人)
参考書
講義資料はMoodleにアップロードしますので、利用してください。

ストライヤー「生化学」、ヴォート「生化学」、レーニンジャー「生化学」など:
生化学の教科書は、基本的な記述は似ていますので、これらの本については、マッキー「生化学」の代わりに教科書として用いることができるかと思います。

Essential細胞生物学:
本講義の半分ぐらいの内容はカバーしています。
成績評価の方法
試験90%、平常の取り組み(出席)10%で評価します。なお、試験の日は除く日数で3分の1以上欠席した者は成績評価を大幅に割り引きます。また、単位互換制度による文系学生などの履修の場合、この評価法ではなく、出席、試験、受講に対する意欲より総合的に判断いたします。
教員から一言
生化学の教科書は高価なものも多いですが、いずれかを購入して読んでみると、とてもよい勉強になると思います。
キーワード
生化学、解糖系、クエン酸回路、酸化的リン酸化、酵素、タンパク質
オフィスアワー
講義終了後およびこの他にもメールなどで予約を入れてくれれば対応します。
備考1
過去の成績分布は、講義中に紹介します。
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/06/08 17:19:21