科目名[英文名]
発生生物学   [Developmental Biology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01BN2109
責任教員 [ローマ字表記]
弥益 恭   [YAMASU Kyo]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
動物個体発生の遺伝子レベル、分子レベルでの制御機構及びその研究手法について論じる。発生の中では、初期発生、そして後期の脳発生、神経発生を対象とする。
到達基準
(1) 胴部の初期発生、器官形成、そして中枢神経系の発生の基本を理解している。
(2) 動物の発生過程の多様性を、主として脊椎動物とショウジョウバエについて説明できる。
(3) 動物の個体発生は、基本的に核内遺伝情報の発現と組織・細胞間の相互作用により制御される。その基本的な機構を遺伝子およびタンパク質のレベルで理解している。
授業内容
(1)動物発生生物学の基本概念
(2)動物発生の遺伝子制御
(3)分子発生生物学の研究手法(1):個体発生における遺伝子の機能解析
(4)分子発生生物学の研究手法(2):発生遺伝学的研究
(5)生殖細胞形成と受精
(6)卵割、胞胚形成と原腸形成
(7)3胚葉の形成と器官形成
(8)ショウジョウバエの初期発生
(9)ショウジョウバエにおける前後軸の確立
(10)ショウジョウバエにおける分節とその特異化
(11)魚類及び両生類の発生
(12)有羊膜類(ニワトリ及びマウス)の発生
(13)脊椎動物の体軸決定
(14)神経誘導と頭部形成
(15)脳の領域化と神経分化
履修条件・関連項目
高校で「生物基礎」及び「生物」をすでに履修していることが望ましい。
テキスト・教科書
特に指定しない
参考書
ギルバート発生生物学」(スコット F.ギルバート 著、阿形清和、 高橋淑子 監訳、メディカル・サイエンス・インターナショナル、2015)、「ゼブラフィッシュの発生遺伝学」(弥益 恭、裳華房、2015)
成績評価の方法
小テスト(30% x 3回=90%)、出席(10% )
教員から一言
講義時間で話せる内容には限界があります。各自、講義内容に関して上述の参考図書などで積極的に勉
強してください。講義内容に関する相談・質問は、教室、またはメール(kyamasu(at)mail.saitama-u.ac.jp)で随時受け付けます。
キーワード
動物発生生物学、分子発生学、発生遺伝学、遺伝子制御、初期発生、器官形成、脳形成、神経形成、脊椎動物、ショウジョウバエ
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/03/23 18:41:36