科目名[英文名] | |||||
農薬化学 [Pesticide Chemistry] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01BN3141 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
夏目 雅裕 [NATSUME Masahiro] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
農薬は食糧の生産性向上と安定供給に大きな貢献をしているにもかかわらず、マイナス面ばかりが誇張され評価されている感がある。本講義では作用機構と選択性のしくみを中心に、農薬の歴史、薬剤の施用方法や安全性評価の方法などについて学び、食糧生産において農薬の果たす役割を理解する。 |
到達基準 |
・農業環境の特殊性を理解する ・農薬の作用機構を学び、選択性の根拠を理解する ・安全性を確保するためのしくみと考え方を学ぶ |
授業内容 |
1.農薬とは(1回) 2.農薬の作用機構と選択性 殺虫剤(3回) 殺菌剤(3回) 除草剤(3回) 植物生長調節剤(0.5回) 挙動制御剤(フェロモン剤)(0.5回) 3.製剤(1回) 4.農薬の開発と安全性(2回) (括弧内は予定回数の目安) |
履修条件・関連項目 |
履修条件は特にない。 関連科目:植物保護学、生理活性物質化学、生物相関学、バイオロジカルコントロールなど |
テキスト・教科書 |
「農薬の科学ー生物制御と植物保護ー」桑野・首藤・田村編著(朝倉書店)に沿って講義する。 スライドのハンドアウトをMoodleにアップするので、ダウンロードしてください。 |
参考書 |
「変わりゆく農薬:環境ルネッサンスで開かれる扉」深見浩(化学同人) 「植物を守る 生物資源から考える21世紀の農学」(京都大学学術出版会) 個々の話題の参考書はその都度、紹介する。 |
成績評価の方法 |
出席(話を聞いて理解する)、レポート(自分で調べて理解する)と期末テスト(重要なことは一度は覚える)で評価する。 詳細は初回に説明する。 |
教員から一言 |
科目名に「化学」とついていますが、「農薬」は有機合成化学や天然物有機化学だけでなく、生化学、分析化学、環境化学、昆虫・植物・動物・微生物の生理学、植物病理学、土壌学、水文学などさまざまな視点から考える必要があります。逆に言えば、各人がこれまでに学んできた知識で「農薬」を考えることができ、そこから新しい発想が生まれてくると思います。小生の専門が有機化学なので化学的な視点が中心になりますが、化学が得意でない人でも考えてもらえるような、化学構造に興味を持ってもらえるような講義にしていきたいと思います。 |
キーワード |
農薬、植物保護、生物制御 |
オフィスアワー |
講義内容に関する質問や意見は講義終了後かメールで受け付けます。研究室でゆっくり話したい場合にはメールで日程調整をしましょう。 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/29 9:06:08 |