科目名[英文名] | |||||
植物病原微生物学 [Pathogenic Microbiology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01BN3142 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
有江 力 [ARIE Tsutomu] | |||||
所属 | 役員 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
【目的】植物が被る障害のうち、主に微生物に起因するものを「病気」と呼び、その原因微生物を「病原」と呼びます。本講義では、病原微生物の分類、性質、生活環について理解を深めていただくとともに、病原の植物侵害戦略、植物の防御戦略について、病原微生物ー植物の相互関係として捉え、病害を防除するためにはどうすれば良いか、考察を深めて頂くための基礎を理解いただくことを目的とします。 【概要】主要な病原微生物としては、糸状菌・細菌・ファイトプラズマ・線虫をあげることができます。本講義においては、これらのうち糸状菌および細菌を中心に、生物学上の位置・分類・形態・生理・生活環・遺伝等について具体例に基づいて概説します。また、病原が植物を侵害するための戦略を植物の防御機構と関連づけて紹介します。さらに、病原の性質や侵害戦略の理解を基礎に、病害の防除の可能性についても言及します。 |
到達基準 |
植物が被る障害のうち、主に微生物に起因するものを「病気」と呼び、その原因微生物を「病原」と呼びます。本講義では、病原微生物の分類、性質、生活環について理解を深めていただくとともに、病原の植物侵害戦略、植物の防御戦略について、病原微生物ー植物の相互関係として捉え、病害を防除するためにはどうすれば良いか、考察を深めて頂くための基礎を理解いただくことを目的とします。 |
授業内容 |
開講予定です 第1回 イントロ/参考書の紹介 第2回 植物の病害/植物病原微生物と環境/生物の分類 第3回 菌類I 菌類とは?/菌類の分類と進化/ 第4回 菌類II 菌類の一般的な性質・形態、交配 第5回 菌類III 各論:(旧)変形菌類・(旧)ベン毛菌類 第6回 菌類IV 各論:接合菌類・担子菌類 第7回 菌類V 各論:子のう菌類・(不完全菌類) 第8回 細菌I 細菌とは?/分類と一般的な性質 第9回 細菌II 植物病原細菌の各論・ファイトプラズマ 第10回 線虫/原生生物/植物ウイルス・ウイロイド 第11回 病原の植物侵害戦略 第12回 植物病原の制御 第13回 市場病害とマイコトキシン 第14回 まとめ/試験 第15回 試験解説/病原研究のメソドロジー |
履修条件・関連項目 |
植物病理学、植物保護学 |
テキスト・教科書 |
指定しない(資料を配付します)。関連教科書:眞山(2010)植物病理学、Agrios (2005) Plant Pathology、久能(1999)植物病理学概論、奥田(2004)最新植物病理学、佐藤(2003)農薬学など。 |
参考書 |
上記の他、植物病理学研究室ホームページ http://www.tuat.ac.jp/~plantp/labjtop.html から「参考図書のご紹介」をご覧ください。 |
成績評価の方法 |
試験成績(85%)+講義への参加状況(15%)で評価します。ただし、出席が50%に満たない場合には試験の成績に拘わらずDと評価します。最後の講義で試験評価のポイントや試験評価結果の概説をご紹介します。 |
教員から一言 |
植物病理学などの関連科目を履修しておいていただくと理解が深まると思います。植物-病原微生物という2つ生物の相互関係についての興味深い学問分野です。皆さんの身の回りにある「植物の病気」に一人でも多くの方が興味を持っていただきたい、と考えています。 |
キーワード |
病原と環境,分類・進化,生物学的性質,病原性関連因子,病原研究のメソドロジー |
オフィスアワー |
メールで事前にアポイントメントをお取り戴けれるようお願いします |
備考1 |
1http://www.tuat.ac.jp/~ariejtop.htmlで講義スケジュール、各回に頂いた質問に対する回答、練習問題(講義の中でお渡しします)の解答のヒントなどの情報をお知らせしています。また、過去数年間の講義でいただいた質問に対する回答などもご覧いただけますので、予習・復習にご活用ください。 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/11/13 11:38:07 |