科目名[英文名] | |||||
有機化学 [Organic Chemistry] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01CH0704a | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
北野 克和, 梶田 真也 [KITANO Yoshikazu, KAJITA Shinya] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
生物が営む生命現象(生物の有機反応)を理解するうえで,その基礎となる有機化学を理解することが不可欠であることは言うに及ばない.有機化合物は天然物,合成物を合わせると数えきれないほど多く,複雑な構造をもつものや変わった反応をするものなどがあり,一見理解しがたいと感じるかもしれない.一見複雑そうに見える構造や反応も,個々に見ていけば合理的に考えることができるのである.初めて有機化学を学ぶ人が,なぜそのような構造になるのか,どのように反応するかを考え,理解することに重点をおきながら講義を行う. |
到達基準 |
有機化合物を構成する元素とその性質を理解する. 有機化合物の構造について理解する. 有機化合物の反応と電子の流れについて理解する. 有機化合物の命名法について理解する. 官能基の性質と反応について理解する. |
授業内容 |
以下,教科書の構成に沿って講義内容を説明する. 1章 有機化合物を構成する元素とその振舞い 数多くの有機化合物を構成している主な元素(C,H, O, N, ハロゲン)の性質,電子配置,軌道混成,共有結合,電気陰性度,共鳴などについて理解する. 2章 有機化合物の立体構造 有機化合物が多様な立体構造をもつことを理解し,その表示法を学ぶ.立体的に考えることが有機化合物の性質や反応を理解するうえで役に立つことを学ぶ. 3章 反応はなぜ起こるのか ある化合物が別の化合物に変化したときに反応が起こったと判断するが,反応が起こったということは,言い換えれば,ある化合物の結合が切れて新しい結合ができることを意味する.つまり,化学反応は共有結合の切断と形成によって起こる.どのようにして反応の道筋が決まるのかを理解する. 4章 電子の流れの書き方と考え方 結合の切断と形成は電子の移動である.反応における電子の流れを矢印を用いて表す方法を覚えるとともに,電子の流れによる反応の分類を理解する. 5章 官能基の性質と反応 有機化合物は官能基に基づいて分類される.主な官能基の性質と反応について,種々の化合物に適用して考える. |
履修条件・関連項目 |
特になし |
テキスト・教科書 |
教科書:深澤義正ら著「はじめて学ぶ大学の有機化学」(化学同人) |
参考書 |
マクマリ-有機化学概説第7版(東京化学同人) |
成績評価の方法 |
講義期間の前半に1回,後半に1回、合計2回の筆記試験を行い,それらのスコア及び受講態度を総合評価して判定する. |
教員から一言 |
講義は,第1章から第4章を梶田が,第5章以降を北野が担当する. |
キーワード |
有機化学,有機化合物,有機反応,共有結合,立体化学 |
オフィスアワー |
木曜日9〜10時.ただし,他の時間も対応しますのでメールであらかじめアポイントを取って訪れてください.E-Mail: 北野(kitayo),梶田(kajita). |
備考1 |
当然のことですが私語は厳禁です.質問等がある場合には遠慮なく大きな声で発言してください. |
備考2 |
過去の成績分布は以下のとおり. H29 (2017) S 13%, A 23%, B 37%, C 19%, D 1%, E 7% H28 (2016) S 9%, A 24%, B 29%, C 24%, D 3%, E 11% H27 (2015) S 10%, A 22%, B 32%, C 23%, D 0%, E 13% H26 (2014) S 6%, A 20%, B 24%, C 29%, D 9%, E 12% H25 (2013) S 7%, A 20%, B 27%, C 19%, D 8%, E 19% H24 (2012) S 5%, A 16%, B 35%, C 20%, D 10%, E 14% |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/01 10:26:11 |