科目名[英文名] | |||||
有機化学 [Organic Chemistry] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 2 | |
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01CH0704b | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
芳賀 尚樹 [HAGA Naoki] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
理系の学部生が習得すべき最低限必要な有機化学の基礎知識と考え方を学ぶ. 膨大な量の有機化学を官能基によって分類し,各官能基の性質と反応を解説する. |
到達基準 |
指定した教科書の内容をを理解することで,理科系の大学生が必要とする必要最小限の実力を身につける. 到達基準としては,配布する演習問題を,解答を見ないで50%以上解答できるようにすること,さらに中間試験と期末試験で70%以上正解すること. |
授業内容 |
教科書を次の順番で講義します. 1. 第1章 有機反応とは 2. 第2章 有機化合物の分類と命名法 3. 第3章 アルカンと環状アルカン―ラジカル反応 4. 第4章 アルケンとアルキン 5. 第5章 立体異性体 6. 第6章 芳香族化合物 7. 第8章 ハロアルカンの反応―SN1, SN2, E1, E2反応 8. 第9章 カルボニル化合物I―炭素-炭素結合生成反応 9. 第10章 カルボニル化合物II―カルボン酸とその誘導体 10.第11章 アルコール,フェノール,エーテル,およびエポキシド 11.第12章 アミンとその誘導体―窒素を含む化合物 次の点に注意すること. (1)第1章の一部は,第9章にまわします. (2)第7章「酸化と還元」は分割して,第4章,第9章,第11章に組み入れます. (3)第13章「身のまわりの有機化学製品」は応用編ですので,この講義では扱いません. (4)演習問題と解答を,各章ごとに必ず配付します. (5)必要に応じて,補足のプリントを配布します. |
履修条件・関連項目 |
高等学校の化学(化学基礎と化学)を十分に理解していることを前提とします. |
テキスト・教科書 |
大嶌幸一郎 著 「基礎有機化学,第2版」,東京化学同人,ISBN: 978-4-8079-0718-2,2,400円 初回の講義までに必ず購入して下さい.生協にあります. |
参考書 |
(1)R.T.Morrison, R.N.Boyd 著,中西・黒田・中平 訳 「モリソン・ボイド 有機化学(上・中・下)」第6版,東京化学同人,各5,500円 (2)「HGS分子模型」A型セット,C型セット,丸善,1,400円(A型セット),4,000円(C型セット) |
成績評価の方法 |
中間試験(50%)と期末試験(50%)の成績のみで評価します.レポートや出席点などはありません.追試験・再試験は,一切実施しません. |
教員から一言 |
内容が少ないとはいえ,約200ページの教科書をわずか十数回の講義で終わらせるのですから,授業の進度が非常に速くなります.しっかりと勉強しないと,どんどんわからなくなります.有機化学は,特別な能力をもった者だけが理解できる特別な学問ではありません.勉強すれば必ず身につきます.有機化学の面白さ,奥の深さを実感してもらえれば,教える側にとって,それ以上の喜びはありません. |
キーワード |
有機化合物,官能基,化学構造,立体化学,有機化学反応,反応機構 |
オフィスアワー |
可能な限りいつでも対応する. |
備考1 |
En学科では,2年次後学期の「生化学」と3年次前学期の「環境資源有機化学」はこの授業が基礎になるので.履修することを強く推奨します. |
備考2 |
必ず学科で指定されたクラス(Bクラス)を受講すること.再履修でも同様. Aクラスの受講は認めない. |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/27 10:28:05 |