科目名[英文名] | |||||
環境微生物学 [Environmental Microbiology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01EN2215 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
多羅尾 光徳 [TARAO Mitsunori] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
微生物は肉眼で見えない単細胞の生物ですが,生物圏の生きたバイオマスの約半分を占めています.個々の微生物の代謝活動は小さくとも,膨大なバイオマスを有する微生物は,生物圏の物質循環を支配しています.環境中の微生物はどのような生き様をしているのか,微生物の代謝活動はヒトの生存にどのように関わっているのかをこの講義では論じます.また,多様な代謝機能を有する微生物を上手に使えば,汚染された環境の修復や,さらには資源問題にも活用することが可能です.微生物を環境問題の解決に向けて応用するにはどうしたらよいのか,その基盤となる知識の修得を目的とします. |
到達基準 |
1. 微生物についての理解を深める. 2. 地球環境形成における微生物のはたらきを知る. 3. 微生物を使った環境モニタリング・修復・保全技術の基礎を理解する. |
授業内容 |
1. 環境微生物学とはどのような学問分野か 2. 生物圏の歴史と微生物 3. 微生物の物理・化学的環境 4. 微生物の増殖 5. 微生物の数え方 6. 微生物の増殖と基質消費のカイネティクス 7. 水の浄化 8. バイオレメディエーション 9. ふん便指標微生物 10. 土壌呼吸 11. 微生物食物網 12. 細菌の捕食抵抗戦略 なお,順序は入れ替わることがある. |
履修条件・関連項目 |
基礎・専門教養科目の微生物学を履修していることが望ましい. |
テキスト・教科書 |
環境微生物学入門、朝倉書店、瀬戸昌之(2006) |
参考書 |
環境にかかわる微生物学入門 山中健生著 講談社サイエンティフィク Brock Biology of Microorganisms M.T. Madigan et al.著 Pearson Education (US),12th edition |
成績評価の方法 |
宿題 20% 授業ごとに提出する質問票 20% 試験 60% |
教員から一言 |
講義をしっかり聴き,質問に積極的であること. 授業の配布資料等を moodle からあらかじめ DL し,宿題を済ませてから授業にのぞむこと. |
キーワード |
バイオマス,富栄養化、微生物代謝,物質循環,バイオレメディーション,汚染の浄化 |
オフィスアワー |
毎週月曜日10時〜12時 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/08/22 14:48:38 |