科目名[英文名] | |||||
樹木生態生理学 [Tree Eco-Physiology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01EN3118 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
丹下 健, 小池 孝良, 船田 良 [TANGE Takeshi, KOIKE Takayoshi, FUNADA Ryo] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
ストレスに対する応答能を炭素の吸収と分配(=物質生産学)の視点から講述する。 |
到達基準 |
植物生態学の基礎原理を理解する。特に個葉レベルの生理現象を基礎に生化学的研究を進めにくい樹木の光合成生産や光合成生産物の分配について研究技術の基礎を理解する。特に、Science(2000) の記述を基礎に、生物多様性国家戦略の意味と窒素沈着の個葉光合成機能に及ぼす生態生理を理解する。 |
授業内容 |
◎小池先生担当分 1) 変動環境での森林再生―生物多様性保全と日本の森林史の視点- 参考図書の関連章は講義開始時に指摘する。これに従い、予習復習に2時間を要する内容を指導する 2) 植生規定要因 3) 光合成生産 1)個葉光合成と生化学的解析法,2)耐陰性の生態生理 4)物質の分配 1)調節方法、2)被食防衛 (GDB仮説の視点) 5) 高CO2とO3、窒素沈着の複合影響(共生菌の種多様性) 6) 木部構造と水分動態,7)窒素動態と代謝、8)生産物質の再分配(更新過程) ◎丹下先生担当分 1)水分ストレス 2)低音傷害 3)水分輸送 4)光合成 5)環境適応性 |
履修条件・関連項目 |
植物組織形態制御学、植物環境植物学、森林資源形成学と併せて学んで欲しい |
テキスト・教科書 |
Physiological Plant Ecology, 4th ed. W. Larcher, Springer-V.,(ただし配布資料を用意する) |
参考書 |
丹下健・小池孝良 編著 造林学4訂版 朝倉書店 (希望者には定価の15%引きで斡旋する) 小池孝良編著 樹木生理生態学 朝倉書店、村岡裕由・可知直毅編著 光と水と植物のかたち 文一総合出版、伊豆田猛編著 植物と環境ストレス、コロナ社、船田良ら編著、木質の形成、海青社 |
成績評価の方法 |
レポートとテストの成績を加味して評価する。 |
教員から一言 |
豊かな森林資源を如何にして子孫へ伝えることが出来るか、を学んで頂きたい。 |
キーワード |
光合成、炭素獲得、高CO2、窒素沈着、操作実験、生物多様性保全 |
オフィスアワー |
窓口教員:環境資源科学科・船田良教授に問い合わせて下さい(funada AT cc.tuat.ac.jp)AT=@ |
備考1 |
(小池先生担当)生物ストレスに関する情報は、被食防衛機能以外は講じることが出来ないので、資料を希望者に配布。 |
備考2 |
参照ホームページ |
http://www.agr.hokudai.ac.jp/fres/silv/, http://www.tuat.ac.jp/~negitoro/,http://www.tuat.ac.jp/~keisei/funada.htm, |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/09/10 20:09:45 |