科目名[英文名] | |||||
森林資源利用学 [Forest Resource Technology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 3~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01EN3218 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
安藤 恵介, 近江 正陽 [ANDO Keisuke, OMI Masaharu] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
環境配慮の点から益々重要になってくる自然素材あるいは原材料として価値を有する森林資源から生産される多様な木材・木質材料が住環境の何処に使われているのか、それらの材料がどの様にして製造されているのか、それらの材料はどの様な特徴を持つのか、について概説する。製造工程に不可欠な機械加工や接着剤についても触れる。 |
到達基準 |
公務員や木材関連作業での業務に役立てられるよう、世の中で多様に使われている木材や木質材料の科学的な知見の習得。 |
授業内容 |
以下の内容について概説し、炭素ストックとしての木材や木質材料の役割を学ぶ。1〜7は安藤が、8〜15は近江が担当する。 1.木材利用の現状と輸入原材料における木材の位置付け 2.木質資源の主な用途 3.木造住宅の建設とそこに使われる木材や木質材料製造プロセスについて(ビデオ) 4.木質資源の利用に不可欠な木材加工機械とそれによる機械加工 5.木材の製材と規格 6.木材乾燥の意義と乾燥法 7.構造用集成材の概要と製造法 8.木材接着の特徴 9.木質資源材料用の主な接着剤 10.単板・単板積層材(LVL)の製造法と特徴 11.構造用合板等の規格とその特徴 12.カスケード利用の一翼を担うパーティクルボードの概要と製造法 13.ファイバーボードの概要と製造法 14.木質資源と異種材料の複合化とその複合材料の特徴(その1) 15.木質資源と異種材料の複合化とその複合材料の特徴(その2) |
履修条件・関連項目 |
計測学、住環境学、エコマテリアル学 |
テキスト・教科書 |
担当教員が適宜作成した配付資料を利用 |
参考書 |
森林総合研究所監修:「改訂4版 木材工業ハンドブック」、丸善、2004 東京農工大学農学部編:森林・林業実務必携、朝倉書店、2007 番匠谷・奥村・服部・村瀬編:「切削加工 第2版」、海青社、2007(安藤) 鈴木・徳田・作野編:「木質資源材料」海青社、1999(服部、近江) 作野・高谷・梅村・藤井編:「木材接着の科学」、海青社、2010(近江) |
成績評価の方法 |
期末に試験を行い安藤担当分(50点満点)と近江担当分(50点満点)の合計により最終評価を行う。 |
教員から一言 |
木造住宅がどの様な材料を用いて建設されているのか、その材料はどの様に生産されているのかについて学ぶことを期待する。(安藤) 木材の用途を広げるためには接着加工や木質材料の利用は必要不可欠である。本講義を通して接着の基本と木質材料について理解することを期待します。(近江) |
キーワード |
製材,乾燥,集成材,合板,パーティクルボード,繊維版 |
オフィスアワー |
オフィスアワーは、両教員とも、毎金曜日の15:00〜16:00としますが、事前にメール(安藤はandok、近江は ohmi)などで訪ねる旨の予約を取って下さい。 |
備考1 |
毎回出席表を一人一人に配布し、その日の講義について、質問や感想を書いてもらいます。重要な質問については、全員の理解度が上がるよう、次回の最初に、質問者の氏名を言わずに、回答します。 |
備考2 |
H29(2017) S 29%, A 20%, B 19%, C 14%, D 28% H28(2016) S 15%, A 24%, B 12%, C 24%, D 24% H27(2015) S 6%, A 12%, B 24%, C 33%, D 24% H26(2014) S 5%, A 13%, B 29%, C 16%, D 37% H25(2013) S 8%, A 24%, B 32%, C 18%, D 18% H24(2012) S 8%, A 20%, B 20%, C 20%, D 32% H23(2011) S 14%, A 14%, B 18%, C 25%, D 29% H22(2010) S 6%, A 22%, B 24%, C 16%, D 32% |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/04/12 12:45:44 |