科目名[英文名] | |||||
農学基礎ゼミ [Basic Seminar of Agricultural Science] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 1.5 | |
対象学科等 | 応用生物科学科, 環境資源科学科, 地域生態システム学科, 共同獣医学科 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 前学期 |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01FY0001e | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
横山 正 [YOKOYAMA Tadashi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
世界のバイオ肥料を探る 農業の生産現場で、作物への養分供給等に利用されている土壌微生物がいます。 それらの働きを理解し、それらの利用が持続的な農業の発展にどのように貢献するか理解する。 |
到達基準 |
農業の生産現場で、利用されている様々な有用微生物の特徴を知り、その役割を理解できるようになること。 |
授業内容 |
20世紀の農業は、無機化学肥料や化学農薬の使用により単位面積あたりの収量が飛躍的に増加し、人口増にみあう農作物の供給に大きく貢献した。しかしながら、化学肥料に過度に依存する農業は、農地の劣化や、水質汚染などの環境問題をアジア諸国でも広く引き起こし、持続的な農業推進の機運と有機農業への関心が高まり、減化学肥料、減化学農薬の取り組みが積極的に開始されている。 このような状況下で、減化学肥料を実現しながら農業生産力を低下させず、農家の農業収益を維持しながら、地球環境にもフレンドリーな新技術の出現が切望されている。 この要求に応える一つの方法が、植物に特異的に養分を供給する微生物のバイオ肥料としての利用である。 バイオ肥料は、 ●特性が分かった生きた微生物を含有(様々な微生物を含んでいる堆肥等とは異なります) ●種子や根の周りや土壌に接種した後、バイオ肥料に含まれる微生物が植物の根圏や内部で増殖し、宿主植物にNやP等の必須養分の供給と有効利用を増大させ生育を促進する と定義されている。 日本では、バイオ肥料というと根粒菌、菌根菌等であるが、アジア各国は 様々な土壌微生物をバイオ肥料として利用する研究を行っている。 まず、バイオ肥料に関する基礎的な講義を行い、その後、各人が世界にどのようなバイオ肥料が存在し、それがどのように利用されて持続的な農業の発展に貢献しているか、本やインターネットを駆使して調べ、それを報告にまとめて発表・討議することで、バイオ肥料を理解していく。 |
履修条件・関連項目 |
生物学、化学、微生物学、無機化学、有機化学、細胞生物学、遺伝学、作物学、作物栽培学、土壌肥料学 |
テキスト・教科書 |
参考書 |
服部 勉・宮下清貴:「土の微生物」、養賢堂. 堀越孝雄・二井一禎編著:土壌微生物生態学、朝倉書店 |
成績評価の方法 |
出席と研究発表 |
教員から一言 |
キーワード |
バイオ肥料 持続的な農業 根粒菌、菌根菌、カリウム溶解菌、化学肥料 |
オフィスアワー |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/23 17:43:24 |