科目名[英文名] | |||||
農学基礎ゼミ [Basic Seminar of Agricultural Science] | |||||
区分 | 全学共通教育科目 | 選択必修 | 単位数 | 1.5 | |
対象学科等 | 応用生物科学科, 環境資源科学科, 地域生態システム学科, 共同獣医学科 | 対象年次 | 1~ | 開講時期 | 前学期 |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01FY0001g | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
草処 基 [KUSADOKORO Motoi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
1年次学生を対象として、担当する教員が用意した特定のテーマについて少人数で行うゼミ形式の授業です。大学入学までの教育で学んできた主として受動的な知識の蓄積型学習方法から脱却し、大学において自らが問題意識をもち、自主的に勉学する方法を身につけるとともに、その中で文章読解力、作成力、表現力やコミュニケーション能力の育成も目指していきます。 また、学科を越えた農学部教員と交流しながら、大学生としての自覚や人格の形成、さらに社会人として活躍するうえでの基本的なマナーなどについても学ぶことを期待します。 |
到達基準 |
・自らが問題意識をもち、自主的に勉学する方法が身についたか。 ・テーマ「世界の農業と農村開発について考える」 現在、中国やインドなどの新興国を始め、多くの国で経済発展及び貧困の削減が進んでいます。世界ではいまだに経済的不平等が残っており、多くの貧困世帯が農村地域に住んでいます。このため、農村地域の貧困を削減するための開発プロジェクトが盛んに行われています。このゼミでは、世界、特に農村地域の貧困や農村開発について以下の論点について映画鑑賞やテキストの輪読を通して学んでいきます。 1) 世界の途上国でなぜ開発は必要なのでしょうか 2) 農村における貧困の実態はどのようなものなのでしょうか 3) なぜ開発プロジェクトはうまくいかない場合があるのでしょうか 4) 望ましい開発プロジェクトはどのようなものなのでしょうか 以上の論点について学び、自ら主体的に考え、考えたことを表現できるようになることをこのゼミの到達基準とします。 |
授業内容 |
第1回(5/24) イントロダクション(ゼミの説明と顔合わせ) 第2回(5/31) 映画鑑賞(世界の果ての通学路) 第3回(6/7) 映画鑑賞(酔っぱらった馬の時間) 第4回(6/14)輪読:世界銀行『世界開発報告 2008』「第1章 3 つのタイプの農業世界における成長と貧困削減」 第5回(6/21) 輪読:世界銀行『世界開発報告 2008』「第1章 3 つのタイプの農業世界における成長と貧困削減」 第6回(6/28) 輪読:大塚啓次郎『なぜ貧しい国はなくならないのか』「第4章 飢餓は是が非でも避けたい」 第7回(7/5) 輪読:A.V.バナジー、E.デュフロ『貧乏人の経済学』「第2章 10億人が飢えている?」 第8回(7/12) 輪読:A.V.バナジー、E.デュフロ『貧乏人の経済学』「第5章 スダルノさんの大家族」 第9回(7/19) 輪読:大塚啓次郎『なぜ貧しい国はなくならないのか』「第6章 途上国がしてはいけないこと」 第10回(7/26) 総合討論 |
履修条件・関連項目 |
自学科の教員が担当しているゼミは履修できません。 履修希望調査をもとにクラス編成を行います。編成後に決定したゼミを履修すること。 |
テキスト・教科書 |
世界銀行(2008)『世界開発報告 2008:開発のための農業』世界銀行 A.V.バナジー、E.デュフロ(2012)『貧乏人の経済学』みすず書房 大塚啓次郎(2014)『なぜ貧しい国はなくならないのか』日本経済新聞出版社 |
参考書 |
講義中に指示します。 |
成績評価の方法 |
出席が重視され、 1/3以上欠席した場合は単位が認定されません。レジュメの内容及び議論への参加状況で評価します。 |
教員から一言 |
議論を通して自身の考えを積極的に表現してください。 |
キーワード |
貧困 不平等 農業・農村開発 |
オフィスアワー |
講義後 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/26 20:23:23 |