科目名[英文名]
物理学   [Physics]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 1  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01PH0601b
責任教員 [ローマ字表記]
庄司 雅彦, 澁澤 栄, 松本 武   [SHOJI Masahiko, SHIBUSAWA Sakae, MATSUMOTO Takeshi]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
 自然現象はさまざまな要因が絡まり合った複雑なものである。しかし、その枝葉の部分を取り去って幹の部分に注目すれば(抽象化)、それは簡単な基本法則で説明することができる。このようにして多様な自然現象の共通する本質をとらえ、体系的に説明するのが物理学という学問である。この講義では、我々が身の回りでよく目にする現象をとりあげ、一見複雑なその現象の本質がどういうものであるかを追求して、その基本法則を導きだす過程を体験する。
到達基準
(1)電気と磁気の相互作用、および、物体の運動を物理学的に説明できる。
(2)これらを数式を用いて説明できる。
授業内容
1.電気と磁気の相互作用
(1)電流が流れると磁場が発生する
 身近な電気製品を分解・観察し、磁石も使われていること、また、電流が流れると磁場が作られること(エルステッドの発見)を理解する。
(2)電流と磁場の関係
 電流がつくる磁場と電流の大きさの関係を理解し、ビオ・サバールの法則を学ぶ。
(3)磁場中の電流が受ける力
 電気ブランコの実験より、磁場中の導線に電流が流れると導線は力を受けることを理解し、その力と磁場の強さの関係式を誘導する。
(4)電流とは電子の流れ
 電流とは電子の流れであることを理解し、電気ブランコの実験で見た力は電子に作用した力(ローレンツ力)であることを理解する。
(5)磁場中の電子の運動
 空間を飛ぶ電子が磁場に入るとローレンツ力が作用し、電子の動きが変わることを理解する。
(6)磁場中の回転する回路に発生する誘導起電力
 磁場の中の導線を移動させると電流が発生すること、また導線を回路にして回転させると永続的に電流を発生させることができることを理解する。
(7)電磁誘導の法則
 磁束を理解し、電磁誘導の法則を理解する。

2.ニュートンの運動の法則
(8)身の回りの運動現象
 天体の運動など、身の回りで見られる運動現象には何か法則性があるのだろうか?
(9)1次元慣性運動
 水平面上を動く物体はどのような法則に則って運動するのか理解する。
(10)1次元落下運動
 落下する物体はどのような法則に則って運動するのか理解する。
(11)力と加速度1
(12)力と加速度2
 今までに理解した運動の法則を数学を用いて書き表す方法を学ぶ。
(13)水平投射運動
 台の端から水平方向に打ち出された物体はどのような運動をするのだろうか?
(14)仕事とエネルギー
 運動を規定する力学的エネルギーとはどのようなものだろうか?
(15)演習

履修条件・関連項目
テキスト・教科書
 原 康夫:物理学基礎第5版、学術図書出版社
参考書
成績評価の方法
 授業中に行う小テスト等(50%)、期末試験(50%)の割合で成績を評価する。
教員から一言
キーワード
オフィスアワー
 質問や学習相談は随時。まずはメールで連絡してください。
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/08/03 16:39:25