科目名[英文名]
力学   [Mechanics]
区分 全学共通教育科目  選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01PH0602b
責任教員 [ローマ字表記]
岩岡 正博, 酒井 憲司, 佐藤 敬一, 五味 高志, 加藤 亮   [IWAOKA Masahiro, SAKAI Kenshi, SATO Keiichi, GOMI Takashi, KATO Tasuku]
所属 農学府 研究室   メールアドレス

概要
我々の生活や環境には、物体の運動で満ちあふれている。一見して、止まっているように見える物体であっても、そこには物理の法則があり、すべての物体は運動をしていると言える。農学や環境分野においても、ミクロな分子や細胞レベルから、マクロな地域や全地球レベルまで、力学に法則により運動が起こり、現象として我々の実験や観測として目に見えるもとのなる。本講義では「力学」を学び、これら物体の運動現象の本質を分析し基本法則に基づいて,エネルギーなどの物理の応用的側面を理解することを目的とする。これは農学分野においても、現象を基本法則をもとに理解してゆくという物理的思考方法の取得や、現象を定量的に説明する科学的なものの考え方を取得する場でもある。
到達基準
物理現象の基本法則やその考え方を理解し、農学や環境分野への応用展開を理解する。
授業内容
1回 なぜ物理学を学ぶのか?農学分野おける力学の重要性を考える。
2回 質点系の力学。運動とは?質点の回転運動。
3回 剛体の力学。これまでに学んだ質点の運動を剛体の運動に拡張して理解する。
4回 質点系と剛体の重心と運動。
5回 運動量とは。質点系の角運動量。
6回 剛体とは。剛体の運動方程式と慣性モーメント。
7回 振動とは。単振動のしくみ。減衰振動とは。
8回 演習1(前半までの内容、5月29日予定)
9回 流体の力学。生物や生態系における流体。流体中の圧力。(講堂)
10回 エネルギーとは。力学的エネルギー。生物学的なエネルギー摂取とエネルギー代謝。
11回 熱と内部エネルギー。その他のエネルギー。エネルギー変換と利用。
12回 水の物理的特性、蒸発とエネルギー循環、水の流れ方、水文学・水理学への応用。
13回 静止した流体、運動する流体、粘性を考慮した流体の性質。
14回 ベルヌーイの法則とエネルギー保存則。
15回 演習2(後半の内容、7月17日予定)
履修条件・関連項目
TAT物理I
テキスト・教科書
原 康夫:第4版 物理学基礎、学術図書出版社、2010
参考書
物理図録:視覚でとらえるフォトサイエンス、数研出版、2006
成績評価の方法
授業中に行う小テスト(出席確認も含む)(50%)、演習1(25%)、演習2(25%)の割合で成績を評価する
教員から一言
En学生で、資源材料・構造力学、森林資源利用学、環境資源科学実験I(物理応用)を履修する者は本講義を履修しておくことが望ましい。
Rn学生で、土壌物理学・環境地盤工学・砂防工学・熱環境工学・振動学・農地工学・構造解析学・水理学演習などを履修予定の者は、本講義を履修しておくことが望ましい。
キーワード
力学の基礎、剛体、振動、流体、エネルギー
オフィスアワー
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/05/29 20:19:22