科目名[英文名] | |||||
森林生態学 [Forest Ecology] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 前学期 | |
授業形態 | 前学期 | 時間割番号 | 01RN2207 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
戸田 浩人, 崔 東寿, 渡辺 直明, 吉田 智弘, 小池 伸介 [TODA Hiroto, CHOI Dongsu, WATANABE Naoaki, YOSHIDA Tomohiro, KOIKE Shinsuke] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | 1-416 | メールアドレス |
概要 |
○目的:森林の集団あるいはその集団を構成している個々の生物の生活状態を,生物同士,生物と生物をとりまく気候・地形・地質など環境要因との相互作用(生態系)から科学的に,景観として把握する。 ○概要:森林生態系の概念と特徴,森林生態系における物質生産と循環,森林生態系を構成する生物,生物と環境の相互作用について理解し,森林を見る目を養い,森林を取り扱ううえでの基礎を学ぶ。 |
到達基準 |
森林生態系の法則性を理解し,森林や林を健全に育てるあるいは健全性を評価するための基礎的な知識を獲得し,森林管理の計画や森林景観の保全を実施するうえので基本を習得する。 |
授業内容 |
森林生態系の概念と特徴 ○森林とは,森林の成立条件,森林の種類と分布 ○生態系とは,生態系の構造と機能,森林生態系の特徴 ○森林と地形・地質,温度・風,気温緩和,林内環境 ○森林と水環境,蒸発散,水源涵養 森林生態系における物質生産と循環 ○森林生態系の物質生産,現存量,生産構造,生産速度 ○森林生態系の物質循環,有機物の分解,物質動態 ○森林景観と物質生産,物質循環 森林生態系を構成する生物と役割 ○樹木の種類と特徴,樹木の構造,遷移,更新 ○樹木の環境の相互作用,森林生態系における役割 ○森林に生息する動物や鳥,種類と特徴 ○動物や鳥の森林生態系における役割 ○森林に生息する昆虫や土壌動物,種類と特徴 ○昆虫や土壌動物の森林生態系における役割 ○森林に生息する菌類・微生物,種類と特徴 ○菌類・微生物の森林生態系における役割 森林生態学と関連科目のつながり ○レポートの返却と解説,質疑応答 ○森林生態学からみた持続的な森林管理計画と森林景観保全 ○今後の関連授業の展開について ※順不同で,必ずしも見出しで1回分ということではない。各回の授業タイトルは変更する場合もある。 |
履修条件・関連項目 |
関連科目:生態学,森林立地学,樹木学、森林施業論,森林保護学、持続的森林管理論,樹木学実習,育林学実習,森林土壌学実験・実習,森林保護・樹木医学実習 |
テキスト・教科書 |
適宜プリントを配布する。 |
参考書 |
岩坪五郎編「森林生態学」(文永堂),堤利夫編「森林生態学」(朝倉書店),及川武久監訳(GE.Likens,[ FH.Bormann著]「森林生態系の生物地球化学」(シュプリンガーフェアラーク東京),寺島一郎ほか「植物生態学」(朝倉書店),佐伯敏郎監訳(Walter Larcher著)「植物生態生理学」(シュプリンガーフェアラーク東京),小池孝良編「樹木生態生理学」(朝倉書店),種生物学会編「森林の生態学」(文一総合出版),正木隆編「森の芽生えの生態学」(文一総合出版),菊沢喜八郎編「植物の繁殖生態学」(蒼樹書房),由井正敏著「森に棲む野鳥の生態学」(創文),金子信博著「土壌生態学入門」(東海大出版),鎌田直人著「昆虫たちの森」(東海大出版),菊沢喜八郎著「新・生態学への招待 森林の生態」(共立出版),宮下直・野田隆史著「群集生態学」(東大出版)など |
成績評価の方法 |
森林生態系における,●物質生産と循環,●樹木,●動物,●昆虫・土壌動物,●菌類・微生物,についてのレポート課題をそれぞれA4版2枚以内で提出。各レポート20%ずつ。なお,出席が7割以下の者については成績評価をしない。 |
教員から一言 |
森林の生態を知る上で基本的な内容を網羅的に講義します。質問を奨励しますので、復習して講義内容がよく理解できない時は,まず参考文献等で調べてみて,不明な場合は,質問カード、口頭、メール等で質問して下さい。moodleも活用しますので、アクセスしてください。 |
キーワード |
森林生態系の「物質生産と循環」「樹木」「動物」「昆虫・土壌動物」「菌類・微生物」 |
オフィスアワー |
オフイスアワーは各教員ごとに異なりますので,メール等で確認してください。 |
備考1 |
授業の理解を深めるため宿題を課します。 |
備考2 |
過去の成績 2017 S:4%, A:36%, B:47%, C:10%, D:3% 2016 S:4%, A:52%, B:30%, C:12%, D:2% 2015 S:5%, A:50%, B:33%, C:7%, D:5% |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/08/27 9:53:38 |