科目名[英文名]
森林計画学   [Forest Planning]
区分		選択必修		単位数	2
対象学科等		対象年次	2～	開講時期	後学期
授業形態	後学期	時間割番号	01RN2216
責任教員 [ローマ字表記]
加用 千裕   [KAYO Chihiro]
所属	農学部	研究室		メールアドレス

概要

課題： 本科目では，森林に関する様々な問題に対し，森林計画学を通して体系的に学習します．森林計画学の歴史的経緯から現代に至るまでの変遷，問題解決のための技術論・方法論，具体的な課題（地球温暖化問題，持続可能な森林管理等），関連する学問領域（森林計測学，測樹学），等について説明します． 目標： 森林を取り巻く様々な問題を取り扱う有効な方法として森林計画（学）は重要です．そこで，本講義を通して，森林計画（学）における物事の考え方や，具体的な解決方法について理解することを目標とします．また，森林計測や測樹の方法，調査データの解析方法等に対する理解を深め，卒論・修論作成等に役立つことを目標とします．

到達基準

（1）（古典）森林経理学から（現代）森林計画学への変遷，これからの森林計画（学）に求められる課題を説明できる． （2）日本の森林計画制度を説明できる． （3）具体的課題（地球温暖化，持続可能な森林管理等）に対する森林計画（学）を通した解決方法を理解できている． （4）森林の計測方法，森林調査データの解析方法を理解できている．

授業内容

第1回　ガイダンス，授業全体の説明 第2-3回　森林計画学の構造 森林計画とは何か，森林計画制度，森林計画学とは何か，（古典）森林経理学から（現代）森林計画学への変遷，森林計画（学）の限界とこれからの課題 第4回　森林計画学の時空間スケール 地球→地域圏→流域→林分 第5回　地球温暖化対策と森林計画 地球温暖化問題，森林・木材と大気との炭素循環，森林・木材の地球温暖化緩和機能，地球温暖化問題に対する森林計画（学）の課題 第6回　持続可能な森林管理と森林認証 持続可能な森林管理とは何か，森林・林業を巡る国際的な動向，森林認証（FSC，SGEC，ISO環境マネジメント等），森林計画に適用する際の課題 第7回　中間試験 第8回　林産業と木材需給 日本の木材需給，木材産業の動向，木質バイオマスのエネルギー利用 第9-10回　ライフサイクルアセスメント（LCA） ライフサイクルアセスメント（LCA）とは何か，LCAを用いた環境影響評価，森林計画学におけるLCAの課題 第11-12回　森林経理と林業経営 森林経理学の概念，林業経営の目的と指導原則，法正林，収穫規整，オペレーションズ・リサーチ 第13-14回　森林計測学 伐採木材積測定法，林分材積測定法，成長量の推定 第15回　期末試験

履修条件・関連項目

特になし

テキスト・教科書

講義資料を配布します．

参考書

成績評価の方法

小テスト(20%)，中間試験(40%)，期末試験(40%)

教員から一言

森林を取り巻く様々な諸問題に対し，森林計画学の立場から分析・考察することの重要性について理解してもらうよう講義したいと思います．

キーワード

森林計画，地球温暖化，持続可能な森林管理，LCA，森林経理学，森林計測学

オフィスアワー

質問・相談等は加用にメール(kayoc@cc.tuat.ac.jp)を下さい．

備考１

備考２

参照ホームページ

開講言語

日本語

語学学習科目

更新日付

2018/03/14 10:53:55