科目名[英文名]
樹木学   [Forest Dendrology]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 2  開講時期 後学期 
授業形態 後学期  時間割番号 01RN2220
責任教員 [ローマ字表記]
崔 東寿   [CHOI Dongsu]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
森林生態系の主要な構成要素である樹木は、体を支え水や養分を吸収する根、呼吸や光合成を行う葉、また根から吸収された水や養分、葉から作られた光合成産物を転送する幹などでできている高等植物である。森林生態系の中で樹木は、木材生産や水資源供給などの役割のほか、光合成反応で太陽エネルギーを化学エネルギーに変換させ、地球生態系の生存基盤として酸素の供給している。また、その周りに共存している動物や昆虫、土壌微生物などとの相互作用をしている。本講義では、樹木を構成している各器官の形態と形成特性、広葉樹と針葉樹の識別法と分類、光合成の仕組みと物質代謝などの生理反応や生態的な特性、ほかの生物との共存など樹木の様々な特質に関する基礎的な知識を習得する。
到達基準
授業内容
樹木と草本の系統学上の違い
○植物の系統と進化  ○樹木の分類と学名 
広葉樹の分類
○広葉樹の特徴と識別法  ○被子植物の系統と進化  ○離弁花樹木と合弁花樹木の特徴
針葉樹の分類
○針葉樹の特徴と識別法  ○裸子植物の系統と進化  ○ソテツ類とイチョウ類の特徴
樹木の構造
  ○樹木の細胞構造  ○樹木の形態形成  ○樹木の各器官(葉、幹、枝、根)
樹木の代謝
  ○葉緑体と光合成能力  ○光合成と環境(光、温度、水、養分) ○光合成反応(暗反応、明反応) ○呼吸
樹木と水
  ○蒸散と抵抗  ○水ストレス、水ポテンシャル ○樹液の移動
樹木の生長
  ○休眠と発芽  ○栄養成長と分化 ○老化
樹木と生物
  ○動物、昆虫 ○土壌微生物(菌類、微生物、根粒菌)
樹木医学
○樹木医学とは何か ○樹木医学の基礎
順不同で,必ずしも見出しで1回分ということではない。
履修条件・関連項目
テキスト・教科書
プリントを配布する
参考書
植物の系統と進化(伊藤元己 著、裳華房)、樹木学(ピーター・トーマス 著、築地書館)、樹木生理生態学(小池孝良 編、朝倉書店)
成績評価の方法
出席30%、レポート20%、期末試験50%
教員から一言
キーワード
樹木の分類、樹木の構造、代謝、成長、樹木と水、生物、樹木医学
オフィスアワー
昼休みの時間帯が望ましいが、メールや電話等で確認してから訪問すること。また、メール等で予約し可能であれば,他の曜日・時間帯でもよい。choids@cc.tuat.ac.jp  内線5241  1号館414号室
備考1
備考2
参照ホームページ
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/10/03 9:55:22