科目名[英文名] | |||||
農業経営学 [Agricultural Economics] | |||||
区分 | 選択必修 | 単位数 | 2 | ||
対象学科等 | 対象年次 | 2~ | 開講時期 | 後学期 | |
授業形態 | 後学期 | 時間割番号 | 01RN2233 | ||
責任教員 [ローマ字表記] | |||||
千年 篤, 草処 基 [CHITOSE Atsushi, KUSADOKORO Motoi] | |||||
所属 | 農学部 | 研究室 | メールアドレス |
概要 |
本科目の目的は、農業経営に関する基本的な諸問題を理解することと農業経営分析において有用となる基本的分析手法を習得することにあります。 農業経営は、農業生産において経営主体の意思によって持続的に管理・運営される組織体です。従来、農業経営の担い手は農家でしたが、農業生産法人(農業関連企業含む)や集落営農等の増加にみられるように、近年、農業経営形態は多様化しています。また、農業の6次産業化や農商工連携の推進が図られているように、農業経営は益々、他産業種との係わり合いが増えています。 本講義では、以上の現状を踏まえつつ、どの経営形態(経営主体)においても経営上、重要となる基本事項(たとえば生産費構成)を理解するとともに、経営形態別(経営主体別)に異なる経営目標・行動に関する比較分析を通して、農業経営に関する固有的特性と多様性について説明していきます。主体別行動の理論的分析においてはミクロ経済学の基礎理論を適用します。 履修生には、農業経営に関する基本的な諸問題の理解と農業経営分析の基本的分析手法の習得が求められます。 |
到達基準 |
農業経営に関する基本的な諸問題の理解と農業経営分析の基本的分析手法の習得 |
授業内容 |
第1回 ガイダンス、授業のねらいと進め方、農業経営の特性 第2回 農業生産者の合理的行動、農法:原理と歴史 第3回 農業経営形態: 家族経営、企業的経営、集団農業 第4回 農業経営収支:粗収益、生産費、利潤、利益、財務管理 第5回 農畜産物の生産費 第6回 土地利用/作物選択の決定と農業立地論(チューネンの孤立国) 第7回 作物選択の決定 線形計画法 第8回 農業簿記の基礎① 第9回 農業簿記の基礎② 第10回 企業的経営の合理的行動① 第11回 企業的経営の合理的行動②:複合化/多角化、規模の経済性、範囲の経済性 第12回 家族経営の合理的行動:農家主体均衡モデル① 第13回 家族経営の合理的行動:農家主体均衡モデル② 第14回 農業経営および農業経営を取り巻く現状: 農業交易条件、政策 農業経営形態の多様化 第15回 定期試験 (注意)授業の進展度によっては、上記スケジュールが変更になる可能性があります。 |
履修条件・関連項目 |
テキスト・教科書 |
特定の教科書は使用しません。 |
参考書 |
磯部秀俊『農業経営学』(改訂版)養賢堂,1984. 大泉一貫・津谷好人・津谷好人『First Stageシリーズ:農業経営概論』,実教出版,2016. 梶井功編著『「農」を論ず」農林統計協会,2011. 金沢夏樹『農業経営学講義』養賢堂,1990. 木村信男『現代農業のマネジメント―農業経営学のフロンティア』 |
成績評価の方法 |
出席/小テスト(0〜5%)、課題(30〜35%)、期末試験(60〜70%)の比重で総合評価します。 |
教員から一言 |
講義は毎回、配布するプリントを用いて進めていく予定です。履修生が直感的に理解できるように身近な比喩を交えながら、平易な言葉で講義を展開していく予定です。 授業後、配布プリントを必ず見直し、授業内容を確認しておいてください。課題レポートの題目や要領(分量、締切日など)については、追って授業内で説明します。 |
キーワード |
技術、経営・管理、農業経営形態、生産費、経営指標、市場、交易条件、利潤最大化、所得最大化 |
オフィスアワー |
授業終了後 |
備考1 |
備考2 |
参照ホームページ |
開講言語 |
日本語 |
語学学習科目 |
更新日付 |
2018/03/21 19:37:23 |