科目名[英文名]
環境教育学   [Environmental Education]
区分   選択必修   単位数 2 
対象学科等   対象年次 3  開講時期 前学期 
授業形態 前学期  時間割番号 01RN3252
責任教員 [ローマ字表記]
朝岡 幸彦   [ASAOKA Yukihiko]
所属 農学部 研究室   メールアドレス

概要
今期のテーマは「厄災の教育学(記憶の教育学)」です。持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development/ESD)の重要性が、2002年の持続可能な開発に関する世界首脳会議(ヨハネスブルク・サミット)で確認され、国連・持続可能な開発のための教育の10年(DESD/2005〜2014年)が各国で取り組まれています。この授業は東日本大震災後の環境教育・ESDの背景と基本枠を確認したうえで、エネルギー環境教育で蓄積されてきた参加型学習のあり方を体験しながら「いま求められる環境と教育」について考えます。
到達基準
持続可能な開発のための教育(ESD)とエネルギー環境教育を手がかりとして、人類が進めてきた開発・発展・発達をどのように考えるべきなのか、環境と教育に関するオリジナルな見識を持てるようにします。
授業内容
(1)東日本大震災後の環境教育とESD、(2)授業案「太郎君の悩み」、(3)シミュレーション教材「海辺村の未来は?」①紙芝居編、(4)シミュレーション教材「海辺村の未来は?」②ファクトシート編、(5)シミュレーション教材「海辺村の未来は?」③スライド資料編、(6)シミュレーション教材「海辺村の未来は?」④ロールプレイ編、(7)大学生は教材「海辺村の未来は?」で何を学んだか、(8)環境教育におけるエネルギー環境教育の役割、(9)エネルギー環境教育の批判的検討①2011年以前の放射線教育、(10)エネルギー環境教育の批判的検討②原発事故後の放射線教育、(11)エネルギー環境教育の批判的検討③様々な放射線教育教材、(12)エネルギー環境教育の批判的検討④求められるエネルギー環境教育、(13)エネルギー環境教育の構想①、(14)エネルギー環境教育の構想②、(15)まとめ。
参加型学習を体験するために、随時、テキストを使います。
履修条件・関連項目
この授業ではmoodleを利用します。
テキスト・教科書
日本環境教育学会「原発事故のはなし」授業案作成ワーキング・グループ編『授業案 原発事故のはなし』(2014年、国土社)。とくに前半の授業に必要となりますので、テキストを必ず持参してください。
参考書
参考文献を授業中に紹介します。
成績評価の方法
毎時間、テキストもしくは授業から簡単な課題を出します。
教員から一言
アクティブ・ラーニングを楽しみながら新しい領域について一緒に考えてみてください。
キーワード
持続可能な開発、エネルギー環境教育、参加型学習、東日本大震災
オフィスアワー
随時(メールで予約してください)。
備考1
備考2
参照ホームページ
https://sites.google.com/site/fuchudo/home
開講言語
日本語
語学学習科目
更新日付
2018/04/13 10:47:52